感情のもつれは日々のコミュニケーションで改善を

上記のうち、[情報]について企業がどうこうすることは不可能だろう。むしろ増える一方だ。 最後の[労務管理]については企業実態に合った対策を講じるのは当然だが、実は[感情]のもつれから発生することが一番多いのではないか。
感情のささいなもつれから大きな問題に発展することは多い。いつも沈んだような表情で仕事をしている従業員はいないか、周囲に不平不満を言っている従業員はいないか、上司のちょっとした気遣いで防げることも多い。例えば、朝の挨拶を上司からする、ランチに誘う等コミュニケーションを積極的に図ってはいかがだろうか。特に最近の若者はそういったことを嫌う傾向があるようだが、恐れるべきではない。
実はそのようなちょっとしたコミュニケーションが働きやすい職場環境の形成に資することになり、効率的に仕事ができ、残業も減る。即効性はないかもしれないが、結果的に未払残業代請求というリスクも減らせるのではないか。


社会保険労務士たきもと事務所

代表 瀧本 旭
  • 1
  • 2

この記事にリアクションをお願いします!