「コンピテンシー」とは、色んな訳語があり、髙業績者の行動特性、実践能力、発現能力などが使われています。
ハーバード大学のマクレランド教授が、1971年に米国務省から「外交官の採用時のテスト成績と、配属後の実業績に相関が見られない」ことに対する調査依頼を受け、研究を行った結果、業績を差別化するのは語学力でも文化的な知識ではないことに気づき、差別化する能力をコンピテンシー(competency)と名付けたことに由来します。
能力はいったん培えば保有し続けるものと考えられていますが、コンピテンシーは発現されるもので、コンピテンシー型人事制度では発現されない(業績が上がらない)場合は減給、降格も起こり得ます。
「コンピテンシー」の意味とは? 評価や面接でのポイントとモデルの種類を解説
近年、日本でも「コンピテンシー」を導入する企業が増えている。その目的は、社員一人ひとりの成長、生産性の向上などさまざまだ。「コンピテンシー」とは一体どういうものなのか、どのようなメリットがあるのか、どう活用して行けば良いのかなど、色々な観点から詳しく解説したい。さらには、「コンピテンシー」を用いた評価や面接で抑えておくべき点も列記する。導入を検討される場合には、ぜひ参考にしていただきたい。目次
- 「コンピテンシー」の意味や注目されている背景は?
- 「コンピテンシー」には、そもそもどのようなメリットやデメリットがあるか?
- 「コンピテンシー」で気をつけるべき4つのポイント
- 「コンピテンシー」をどう活用していくか
- 「コンピテンシー評価」のメリットと課題を総ざらい
- 「コンピテンシー面接」のメリットと課題を総ざらい