直近の事業状況

当社は「働くひとの健康を世界中に創る」をパーパスとし、2016年に健康管理システム「Carely」(ケアリィ)を開発・運営しています。2022年1月時点における累計契約企業数は500社を超え、アカウント数はサービス開始から年平均成長率121%で伸び続けております。
コロナ禍以前は、人事・総務が抱える健康管理(健康診断・ストレスチェック・長時間労働対策等)を自動化し、業務工数を削減するSaaSとして評価を得ていました。その後、2020年9月からは、Carelyに蓄積される健康ビッグデータを活用した健康経営コンサルティングを開始。直近では「持続的な事業成長を支えるための健康管理の基幹システム」として評価が高まり、従業員数10,000名を超える大企業への導入が進んだことによりアカウント数が急伸しております。

本ラウンドに参画した既存投資家からの評価

インキュベイトファンド株式会社 和田圭祐氏
企業にとって重要なステークホルダーである従業員の健康を、経営的な視点として捉える健康経営の重要性は社会的にも高まっております。かねてより投資させていただいておりましたiCARE社の「Carely」事業は、企業の健康経営の効率化やその効力の最大化に深く貢献するためのものであり、人生100年時代を迎える社会にとってますます不可欠なものになると考えております。
創業以来変わらぬ「働くひとの健康を世界中に創る」というPurposeに向かって、社会的な責任と貢献をより一層果たせる企業への進化を期待し、引き続きサポートして参ります。

グローバル・ブレイン株式会社 立岡恵介氏・池田翔氏
Carelyはこの数年で単純な健康管理SaaSに留まることなく、産業医の派遣に加え、様々なパートナーと連携して従業員へのケアに繋がるソリューション提供まで一気通貫でできる素晴らしいサービスになりました。契約企業数やアカウント数の伸びは当然ですが、それに加えてとても低いチャーンレートとなっており、多くの会社にとって無くてはならないプロダクトへとなったと実感しています。これからの日本の健康経営を支えていくCarelyを引き続きご支援できることを楽しみにしております。

Salesforce Ventures  細村拓也氏
コロナ禍でリモートワークを活用した新しい働き方は定着化しつつありますが、企業にとっては社内のメンタル不調者の把握がより困難になり、従業員は生活スタイルの変化で心身ともに健康状態の維持・改善が困難になっています。企業が従業員の心身の健康状態を遅滞なく理解し、健康の実現を支援することは採用・リテンションの観点からますます重要になるでしょう。企業の健康管理に関する課題に向き合い続けるiCARE社を引き続き支援できることを光栄に思います。

三井住友海上キャピタル株式会社 白松昌之氏
2019年5月と2020年12月に続き、今回が3回目の投資となりました。
iCAREの“Carely”は、様々な企業の健康経営を支えるプラットフォームとして、初回投資時から順調に成長し、今回の投資で“Carely”がさらに益々多くの人々の健康増進に貢献できると確信しております。デジタルで健康状態を客観視するシステムの裏側には、みんなが健康に働くことができる社会の構築を目指す山田CEOをはじめとする社員全員の熱い思いがあり、微力ではありますがその思いが結実するよう後押ししたいと考えております。
iCARE、総額19億円のシリーズE資金調達を実施。 ~健康経営分野におけるデータ活用企業として地位確立へ~