第1回

世界標準の経営理論で考える
「VUCA時代に必要な投資としての人材育成」

Introduction

VUCA時代といわれる現在、ビジネス環境も劇的に変化し、企業にとってイノベーションはもはや必要不可欠と言えるだろう。こうした時代では、経営を革新し、戦略に沿った人材育成が重要になってくる。では、どういった人材育成が求められるのだろうか。
今回、『世界標準の経営理論』の著者であり、早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄氏と、受講者数が世界で1億2000万人以上、日本でも1万社以上が導入している学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開するユームテクノロジージャパン 片桐康宏氏との対談を企画。VUCA時代に経営視点で必要な人材への投資、求められる育成方法などをインタビューした。

人材への投資をコストと見なしていることが、
そもそも大きな間違い

片桐氏入山先生は『世界標準の経営理論』で人材と、人材育成に触れていらっしゃいます。世界標準の観点では、日本の人材育成はどのような課題を抱えているでしょう。

入山氏会社や組織は人でできているため、人材育成は非常に重要です。しかし、日本は長い間メンバーシップ型雇用だった歴史もあり、人材に投資するという発想がありません。人材育成をコストだと考えている。この点がそもそもの間違いです。その上で、課題を挙げるとしたら2点考えられます。1つは、育成が自社内で閉じられていることです。つまり、自社で通用するスキルを育成することに注力しており、社外でも通用するプロフェッショナルな人材を育てようとしません。業界で共通する評価軸がないのも問題でしょう。この結果、人材は自分の市場価値がわからず、自社にしがみつかざるを得なくなります。終身雇用の時代なら良かったかもしれませんが、今では完全に時代遅れです。

片桐氏共感できるところが多々あります。

入山氏もう1つは、意志決定できないことです。変化が激しく正解が見えない中でも、事業の方向性や戦略を決定することは求められます。先のことは誰にもわからない、それでも何らかの決定をして前に進んでいかねばなりません。しかし、日本の場合、特に大手企業の場合は、経営判断を伴うような大事な意志決定を20代30代が行うことは皆無に近いことです。反面、スタートアップは意志決定の場面が1日に2度も3度もあり、場数を踏めます。同じ年代で比較すると、能力に差がついてくるのは当然でしょう。

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このあと

  • 『世界標準の経営理論』に基づいた、日本企業における人材育成の課題
  • 「育成は福利厚生ではない。」多くが知らない、本来の役割
  • 「ソフトスキル」「理念浸透」がこれから重要な理由
  • 人事こそ「人材育成は投資」という文化を浸透させるべき

について話題が続きます。

Profile

早稲田大学大学院経営管理研究科
早稲田大学ビジネススクール 教授

入山 章栄

慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.(博士号)を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。2013年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。2019年より現職。専門は経営学。「Strategic Management Journal」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(英治出版)「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」(日経BP社)他。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のレギュラーコメンテーターを務めるなど、メディアでも活発な情報発信を行っている。

ユームテクノロジージャパン株式会社
ラーニングコンサルタント

片桐 康宏

早稲田大学商学部を卒業後、日系のERPベンダーを経て独系大手ERPベンダーのEducation部門にてERPを導入する企業へ製品教育やエンドユーザ教育提案を通じてERP導入を支援。その後、米国系タレントマネジメントソフトウェアベンダーにて企業内の人材育成や社外の代理店教育などのためのLMS(Learning Management System)導入提案・活用支援に従事。今後企業に求められる人材育成においてより実践的かつ成果に結びつくラーニングのあり方が必要と肌で感じる中で、UMUのコンセプト、テクノロジーに共感し2019年9月にユームテクノロジージャパンにジョイン。

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