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「研修講師のこぼれ話」第14話

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2015年11月02日

こんにちは、研修講師の宇田川 摂です!
今回は「限られた研修時間における適切な学習量」についてです。

結論から言ってしまうと適切な学習量の設定は研修参加者のキャリアやモチベーションにある程度依存してしまうので、 これといった正解は無いと考えております。

昇格直後の研修など、モチベーションが高い人が多く集まる研修では研修内容から多少脱線してでも貪欲に学ばれる方が多いので、講師側はかなり幅広く講義の内容を準備します。
一方、階層別研修のような、ある種のやらされ感が見え隠れする研修は親切丁寧に説明するだけではまったく響かないこ ともあります。

こんな時に学習考課を高める方法としてグループワークを多用した「スーパー詰め込み研修」があります。これは研修で学ぶべき内容の説明は最小限(長くても5分程度)にし、簡単なケースを大量に使ってグループ毎にケースにおける解を導き出させる方法です。
この方法では休憩の時間までグループ毎にマネジメントさせることで「研修のタダ乗り」を防ぐ効果と、制限時間内に自分達の知識をフルに使って考えるという「緊張とスピード感」を持たせることができます。

グループワーク中、講師はそれぞれのグループを回って個々にアドバイスや解説をしていくので重複した説明をグループの数だけ行うことになり一見効率は悪いのですが、受講者側からすると自分達が考えた方法に+αとして講師からダイレクトな解説が得られるので高い学習効果が得られます。

この方法を実際に行う場合の注意点は、研修が終わって職場に戻って直ぐに研修の学びを実践する機会を用意できるかどうかです。短時間で詰め込んだ内容は多くの場合短時間で忘れてしまいますので、必ず職場でのフォロワーシップをしてください。

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