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研修講師のこぼれ話88話~またもや不祥事だよ~

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2023年12月26日

年内の登壇がすべて終了し抜け殻になっている研修講師の宇田川です。
今回も「企業の不祥事」についてです。
中古自動車販売/買取のB社の不祥事に続いて、今度は自動車メーカーDで不祥事が発覚しました。内容は信頼性試験の不正行為。もう、なんだかなーって感じです。

自動車は使用される環境が例えば家電製品よりも厳しい(気温の変化や振動、炎天下での使用など)ので、ひとつひとつの信頼性試験にはかなりの時間がかかります。ひとつの信頼性試験がNGになると数ヶ月のタイムロスが発生することもあります。
それゆえに、販売計画から年度の決算まで影響がでてしまうので、今回のような不祥事に手を染めてしまったことは想像できます(個人的には開発期間が長い商品を扱う業種は決算期間が3年くらいあってもいいのになぁとは思いますが、、、)。

製造業において大切なのはSQCDを守ること。
S=安全が第一で最優先事項、Q=品質とC=コストとD=納期はトレードオフの関係ですが高い次元でバランスさせることです。

会社組織というのは不思議なもので、個人で考えれば通常選択しないような結果でも、組織では選んでしまう=信頼性試験の不正を黙認してしまうことが多々あります。
そういえば先の東京オリンピックでは世界中から集ったアスリートを夏のお台場のきれいとは言えない海で泳がせる、という個人で考えれば普通選択しないようなことをしていましたね(汗

私が担当する階層別研修では「働く理由」を考えさせるワークを必ず入れます。
自動車メーカーDの不正を行った組織の長に「働く理由」を聞いたらおそらく「金のため、生活のため」って答えるんでしょうね。
(D社のHPを参考に「働く理由」を考えると『お客様の暮らしをより豊かなものにできるよう、日々の生活のお役つために働いている』と考えて欲しかったものです)

これを期に、あらためて「働く理由」を考えてみてはいかがでしょうか!?


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