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研修講師のこぼれ話64話~ビジネスパーソンの文章力~

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2020年08月15日

昇格アセスメントのレポート添削続きで、目がショボショボしている研修講師の宇田川 摂です!
今回は「ビジネスパーソンの文章力」についてです。

仕事柄、新入社員の研修日報から管理職昇格試験の論文までいろいろな階層の文章を読む機会があります。自分の考えを文章にするって、簡単そうでいて難しいですよね。そう言えば、学生時代に文章を書く機会って「夏休みの読書感想文」くらいだったような?起承転結なんて、作家にでもならない限り使わない知識なのかもしれませんね。


さて、今回は3つのキーポイントをおさえるだけで一気に文章力がアップする方法をご紹介いたします。

1)わかりやすい言葉で結論を先に書く
文章の冒頭に誰が読んでも誤解なく理解できる言葉を使って結論を明確に書きましょう。ビジネス文書に難解な表現や流暢な言い回しは求められません。冒頭の結論は定性的でやや抽象度が高い表現をするとよいでしょう。


2)結論を支える根拠や情報を箇条書きに(定性的な結論に対するWhy soに答える)
読みにくい文章は結論に至るまでの根拠や情報が整理されないまま書かれていることが多いです。根拠や情報は必要十分な量を読み手が知りたいと思う順番に書きましょう(普通のビジネスではOne more thing〜は使わない方がよいです)。


3)詳細な結論(アクションプランなど)で文章を締めくくる
文章の締めくくりは定量的で具体的な結論で締めくくります。その際は5W4Hで結論にヌケモレがないかをチェックしてください。

この3点をおさえるだけでもビジネス文章力はグッとアップします!是非、お試しくださいね。



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