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研修講師のこぼれ話53話〜コロナウイルスから学ぶリーダーシップ〜

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2020年02月28日

こんにちは、「受講者との対話を重視する研修講師」の宇田川 摂です!
今回はコロナウイルスとリーダーシップについてです。

3月の研修、結構な数がリスケになっております。ビジネス視点で考えると年度末に数字を落とすのはかなり厳しいです、はい。
まぁ、それはさておき今回のようなエマージェンシーな状況で発揮すべきリーダーシップについて考えてみます。

 

1)大切なのは意思決定をするということを『決めている』こと
エマージェンシーな状況は常に未知との戦いです。このような状況で意思決定ができるのが真のリーダーシップです。もちろん条件つきの意思決定でもOK。いついつまでに○○な状況になったらプランA、××な状況になったらプランBってやつですね(もちろん根拠なきエイヤの意思決定はダメですよ)。

2)最悪なのは意思決定の先送り
「現状の情報では判断ができないから・・・」といった理由で意思決定を先送り(≒逃げる)にするのが最悪のリーダーシップです。誰でも意思決定できるだけの情報がそろっているのであればリーダーは必要なくなります。

3)どうすればよいのか?
意思決定した後に高速でPDCAを続けるしかありません。朝令暮改は悪いことの例えとして使われますが、未来に対する意思決定では朝令昼改でちょうどいいくらいです。もちろん「あいつはコロコロと意見を変える風見鶏だ」、と思われないためには時々の意思決定に至ったロジックを語ることが必須です。

未来に対する意思決定はその未来になってみないと正しかったは判断できません。なんとなく日本の世論が『間違った判断を謝罪しろ』的な方向にズレていきそうでちょっと危機感を覚える、ここ数日です・・・。

 

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