第1回 HRテクノロジー大賞 発表

後援

日本HRテクノロジー大賞2016

経済環境の激しい変化、少子高齢化、グローバル化が急速なスピードで進む中、 企業人事は、環境変化にキャッチアップするだけでなく、率先して変革を推進する主体である必要があります。また、ビジネスへの貢献の視点で、人事部門が事業部門のビジネス・パートナーとなることが求められるようになってきています。

これまで人事領域では、得てしてエビデンス・データの乏しい感覚的なものに左右されがちでしたが、最近では、具体的なエビデンス・データを出し、企業の業績や生産性向上に人事がどのように貢献しているかが求められるようになってきています。そうしたなかで、近年、HR テクノロジーと人事ビッグデータの活用が大きな注目を集め始めています。

「HRテクノロジー大賞」(後援:株式会社東洋経済新報社、株式会社ビジネスパブリッシング、HRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)、ProFuture株式会社)は、日本のHRテクノロジー、人事ビッグデータ(アナリティクス)の優れた取り組みを表彰することで、この分野の進化発展に寄与することを目的に、今年創設されました。

第1回の応募総数は49事例で、厳正な審査の結果、その中から20事例が選ばれました。

【審査委員】 ・慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 特任教授 岩本 隆氏(委員長)
・上智大学 理工学部情報工学科 教授 田村 恭久氏
・ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長 中央大学大学院 戦略経営研究科(ビジネススクール) 客員教授 寺澤 康介
【授与式概要】 開催名 :「第1回 HRテクノロジー大賞」授与式
開催日時:2016年10月4日(火)18時〜
開催地 :ベルサール東京日本橋
所在地 :東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー5F
※同日より開催の日本最大級の人事・経営者フォーラム「HRサミット2016 Stage2」内のプログラムとして開催されます。
大賞

クラウドテクノロジーを最大限活用し、
世界中の社員相互をインターコネクト(情報・人材を繋ぐ)する採用、人材育成戦略の展開

自社が提供するクラウドテクノロジー「Oracle HCM Cloud」を最大限に活用し、採用、評価、育成、リテンションといった社員ライフサイクルごとの人事施策を迅速・適切に実施することにより、経営に貢献する人事戦略を実現していることが高く評価されました。

イノベーション賞

人財アナリティクス:ビッグデータアナリティクス技術を活用した、人財ポートフォリオ、採用スキーム設計と実行

国内最先端のビッグデータ分析技術と人事領域のナレッジを組み合わせることにより、これまでの定性的な情報に加え、ハイパフォーマ因子の抽出など、定量的、統計的で、より事業の変化にマッチした実行性が高い採用スキームの設計を行い、効果的な採用活動を実現したことが革新的であると評価されました。

世界初の人工知能型ERP「HUE」

「人工知能で世界の働くを変える」のコンセプトのもと、従来の業務システムの弱点だった「スピード」と「ユーザビリティ」を実現した世界初の「人工知能型」ERPパッケージHUEによって、入力などの単純作業から解放し、企業の生産性向上に貢献すべく取り組んでいる点が評価されました。
アナリティクス部門
アナリティクス部門優秀賞

退職者予測モデルの構築

基幹システム内に蓄積された社員の人事ビッグデータを用い、機械学習手法により退職者を予測する実効性の高い「退職者モデル」を構築したことにより、退職前に個別対策が可能になり、先手を打つ人材活用を行っていることが評価されました。
アナリティクスサービス部門優秀賞

iTICE(アイティス)リサーチを通じた、人材ビッグデータ活用に対する取り組み

従来数値化が困難とされていた「経験(ノウハウ)」「スキル・知識・技術」「コンピテンシー(特性)」「モチベーション(組織)」等の数値化技術により、人材ビッグデータに基づいたパフォーマンス分析と優秀人材育成パターンの傾向分析を実現したことが評価されました。
業務変革部門
業務変革部門優秀賞

従業員のパフォーマンス最大化へ!セルフサービスBIで作るディー・エヌ・エー流人材データベース

「勘と経験に頼った人事」から脱却して人事データを活用すべく、セルフサービス型BIツールを導入することで、高いIT技術を持たない人事担当者が多様なデータの一元化を成功させて、さまざまな人事業務変革をスピーディーに行ったことが評価されました。
業務変革サービス部門優秀賞

全社員の働き方を変革する、業界No1のクラウド型統合人事ソリューション「SAP SuccessFactors」

変革に求められる資質の早期習熟、事業を牽引する人材の採用や選抜、組織改編やプロジェクト発足をサポートし、蓄積された人事情報を分析し他社とのベンチマーキングを行って将来予測や行動計画立案に資するなど、業務変革の推進を支援する点が評価されました。
統合マネジメント部門
統合マネジメント部門優秀賞

最先端のテクノロジーを用いて社員自律を成果につなげる仕組み〜社員の自律性を後押しする主体的なワークスタイルとキャリア選択へのチャレンジ〜

「社員の自律性推進」を目的として、主体的なワークスタイルとキャリア選択を基軸とし、IT技術の活用によるリモートワークの実現と、世界120カ国共通の人事システムの導入で社内公募による異動を可能とするキャリア支援を実現したことが評価されました。
統合マネジメントサービス部門優秀賞

Workday ヒューマン キャピタル マネジメント(HCM)

人事、福利厚生、タレント マネジメント、給与計算、勤怠管理など人事に関するアプリケーション、および分析アプリケーションによる業務分析、ビッグデータ分析を単一の統合された最新のテクノロジープラットフォームを使ったクラウドソリューションとして提供している点が評価されました。
労務・福利厚生部門
労務・福利厚生部門優秀賞

ビックデータ分析技術を活用した職場におけるメンタルヘルス不調者予防、職場環境改善の取り組み

NEC独自のビッグデータ分析技術である異種混合学習を用いて勤怠データ等を機械学習することで「不調者の予兆検出」を行うシステムを開発。また、職場の状況に適した改善活動の立案、状況の見える化を支援する「職場環境改善プラットフォーム」を開発し、メンタルヘルス不調の予防に寄与する取り組みをしている点が評価されました。
労務・福利厚生サービス部門優秀賞

SMAC技術活用によるEX向上サービス(Work Style Transformation)

脈波・声音データを取集するデバイスを活用したコミュニケーション分析や、ビッグデータ分析による健康状態の可視化(健康経営)など、ソーシャル(S)、モバイル(M)、アナリティクス(A)、クラウド(C)技術を活用して、従業員の経験価値(EX)向上を図るソリューションを提供している点が評価されました。
ラーニング部門
ラーニング部門優秀賞

「コタエはエンジンが教えてくれる」が常識に。 方程式×データベース×研究機関を揃え開発した【人材育成エンジン】を中枢に置いた科学的人材育成

どんな資質をもった社員[Personality]がどんな環境[Environment]でどのような成果[Behavior]を上げたのかについて、自社でのデータ蓄積と研究・分析を重ねて【人材育成エンジン】を開発し、テクノロジーを活用した再現性の高い人材育成を実現している点が評価されました。
ラーニングサービス部門優秀賞

世界で勝ち続ける企業のために自ら開発する組織を実現する、eラーニングを中心とする統合タレントマネジメントソリューション

誰でも直感的に使えるUIで、ワンクリックでほしい情報にたどり着け、楽しみながら学べる最新のテクノロジーを活用した学習プラットフォームにより、従業員の主体性を向上し、組織を活性化し、その結果として企業全体が「自ら開発する組織」となることを目指すシステムであることが評価されました。
採用部門
採用部門優秀賞

該当なし

採用サービス部門優秀賞

人工知能と行動特性ビッグデータを利用した科学的人材採用・教育サービス『GROW』

人工知能と360度コンピテンシー評価、潜在意識を検知する性格診断をもとに学生と社員を分析することで、企業組織と適合しイノベーションを引き起こす可能性の高い人材を推薦する採用支援サービスを提供し、科学的アプローチで採用プロセスの変革に取り組んでいることが評価されました。
奨励賞
人事カテゴリー

適材適所の為の人事データベース「GEPPO(月報)」

セルフインフォメーション(職歴、勤怠、強み、キャリア志向、直近のコンディション等)とレピュテーション(評判情報)を一元管理した、タレントマネジメントデータベースを自社開発し、毎月社員にアンケートをとり、人材育成と組織改善をスピーディーに行っている点が評価されました。
人材サービスカテゴリー

新卒に特化したダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」に人工知能×組織診断を組み合わせ、新たな学生検索エンジンを開発・導入

ダイレクトリクルーティングにおいて、人工知能×組織診断を取り入れた新たな学生検索エンジンを開発・導入し、企業が学生を検索するのに使う時間と作業工数を40%削減するとともに、学歴上位の学生に機会が集中するのでなく、多数の学生に分散される仕組みを構築した点が評価されました。
人材サービスカテゴリー

gaccoASP(クラウド型のe-learningシステムのプラットフォーム提供)とgaccoTraining(e-learningコンテンツ提供)

無料でオンライン動画が学べる日本初のMOOC配信サービス「gacco」というサービスのプラットフォームを利用して、企業や公官庁などのクローズド環境で利用できる仕組みを新たに提供し、組織におけるノウハウの共有や技術の継承、人材育成のスピーディーな変革を促進している点が評価されました。
人材サービスカテゴリー

Google for Recruiting

企業アピール動画をYouTube 上に掲載し、積極的に企業のファンを生成する一方、Googleのビッグデータを用いたターゲティング技術により、求職者の興味関心に基づき広告配信を行い、効率的かつ正確に欲しい人材にリーチすることが、新しい採用手法であるとして評価されました。
注目スタートアップ賞

人事・労務データ分析プラットフォーム「サブロク」の開発・運営と人事・労務のデータ分析およびデータ分析コンサルティング

勤怠・評価・給与・健康診断結果などの定量的データと、性格、モチベーションなどの定性的なデータを組み合わせ、サポートベクターマシン等の機械学習・データマイニング等の高度なデータ分析技術を用いて人事・労務の課題を定量化・可視化し、その解決方法を提供している点が評価されました。

15分でAIが企業と応募者の価値観を可視化するサービス『mitsucari』

採用において、同じ検査を求職者と企業側の社員に受けてもらいカルチャーフィットを診断し、データが蓄積されると機械学習によってマッチングの精度を企業毎に高められる新規性のある適性診断を開発、提供することによって、個々が力を発揮できる適材適所の実現を目指している点が評価されました。

募集要項

名称 第1回 HRテクノロジー大賞
主催 「HRテクノロジー大賞」実行委員会
後援 株式会社東洋経済新報社、株式会社ビジネスパブリッシング、HRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)、ProFuture株式会社
審査委員

慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 特任教授
岩本 隆 氏(委員長

上智大学 理工学部情報工学科 教授
田村 恭久 氏

ProFuture株式会社 代表取締役社長、HR総研 所長
中央大学大学院 戦略経営研究科(ビジネススクール) 客員教授
寺澤 康介

応募対象 日本国内で企業活動を行っている企業(外資系含む)、団体の「人事部門」、および「サービス提供会社」 
応募条件

採用、人材育成、アセスメント、労務管理、人材マネジメント、タレントマネジメント、 業務効率化・高度化などの領域におけるHRテクノロジー、ビッグデータを活用した取り組みであること。またはそれらの提供サービス。

※「人事部門」の応募の場合、自社開発ではなく、他社より提供されるサービスを活用した取り組みで構いません。
審査方法 提出された応募書類をもとに審査評価基準に沿って総合的に審査
審査評価基準
  • 技術力(いかにテクノロジーを駆使しているか)
  • 革新性(企業に変革をもたらす革新的な取り組みか)
  • 経営貢献(経営力アップに貢献するものか)
  • 生産性向上(社員活用、活性化、効率化がはかられているか)
  • 戦略性(戦略的な取り組みであるか)
  • 社会的影響性(社会的インパクトをもたらすものか)
※サービス提供会社の場合には、ユーザー企業に対して上記審査基準を 提供できているかを審査します。
賞の種類
  • 大賞
  • イノベーション賞
  • 部門賞(各1社):採用部門賞、ラーニング部門賞、統合マネジメント部門賞、管理システム部門賞、アナリティクス部門賞、業務変革部門賞、労務・福利厚生部門賞、アウトソーシング部門賞
  • 各部門の奨励賞(複数社)
  • 注目スタートアップ賞(複数社)
授賞特典 授賞式にて、顕彰状、盾を贈呈いたします。
授賞式 2016年10月4日(火)18時〜
応募方法

専用応募用紙をダウンロードし、必要事項をご記入の上、「HRテクノロ ジー大賞」事務局まで郵送、またはメール添付にてご提出ください。添付 資料がある場合には、応募用紙と併せてご提出ください。

※応募書類は返却致しませんので、予めご了承ください。
※複数の取組みがある場合、1社で複数の応募も可能です。
募集締切 2016年7月29日(金)12時
※郵送の場合、消印ではなく必着となります。ご注意ください。
発表

「第1回 HRテクノロジー大賞」の各賞の授賞者には、8月下旬までに授賞の旨を直接連絡。

※応募書類等の記載内容に事実と異なることや他の権利等の侵害がある と判明した場合など、 発表後であっても授賞を取り消すことがあります。
公表 『週刊東洋経済』、『月刊人事マネジメント』、人事向けポータルサイト 『HRプロ』、経営・ビジネスの課題解決メディア『経営プロ』
応募先・お問い合わせ先 〒107-6123
東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23F
ProFuture株式会社内 「HRテクノロジー大賞」事務局
TEL:03-3588-6711 E-mail:hrtech@profuture.co.jp
応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
  • 労政時報
  • 企業と人材
  • 人事実務
  • 月刊総務
  • 人事マネジメント
  • 経済界
  • マネジー