昨年度の人事イベント動員数No.1。日本中の人事部が認めた日本最大級の人事フォーラム・カンファレンス HRサミット2015

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大学低学年からのキャリア教育がもたらす可能性

「日経カレッジカフェ アカデミー(仮称)開講」

モデレーター
中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授 戦略的人材マネジメント研究所 代表 楠田祐氏

パネリスト
帝人株式会社 人事・総務本部人事総務部長 藤本 治己 氏 
アビームコンサルティング株式会社 人事部ディレクター 角井 通直 氏
株式会社日本経済新聞社 人材教育事業局教育コンテンツ部長 小口 道徳 氏

就職について考えるためのさまざまな情報を学生に提供 

楠田氏本日はよろしくお願いします。まず、この4月1日にオープンしたばかりの「日経カレッジカフェ」について教えていただきたいと思います。小口さんお願いします。

小口氏生き方、学び方、働き方──、そういったことを考える上で参考になる情報を大学生に提供していこうということで作ったサイトです。学生は、ほぼスマホでしかサイトを見ませんので、スマホで読みやすい形にしています。 日経新聞グループのコンテンツのなかから学生に合う記事を編集部で選び、仕立て直して公開しているほか、独自のコンテンツも準備しています。 独自のコンテンツとしては、ハーバード大学に留学している学生、若手企業家、ソーシャルビジネスを展開している人、ボランティアをやっている人など、さまざまな方たちに大学生に向けて語ってもらおうと考えています。今までメディアにはあまり登場していないけれど大学生が関心を持ちそうな人を中心に選んでいます。 ほかには、イベントも企画する予定です。レベルの高い講師を集めたスクールを開いてみたり、社会人と学生が交流する場を設けてみたりと、いろいろなことを考えています。 働くということは就職以外にも、起業家になるとか、ボランティアで生きていくなど、いろいろな選択肢があります。そういった選択肢についても、積極的に触れていきます。

楠田氏なるほど、これからの展開が楽しみですね。ところで藤本さん、今の大学生に対して感じていること、たくさんあると思いますが、どうですか。

藤本氏我々の世代と比べると非常に素直で真面目で、「こうしなさい」というとそこから外れないという感じですね。 一方で、意識が高くて、自ら鍛えてスキルアップしたいという学生も増えていて、二極化している感じがします。

楠田氏角井さんはいかがですか。

角井氏去年辺りから感じていることなのですが、決められた枠のなかで「これをやってください」というと、その通りにこなして、非常に優秀だと思います。ただ、応用力が必要なことについては突然弱くなる。自由度の高い勉強をしてこなかったのが原因なのかなと思います。 藤本さんがおっしゃったように意識が高い学生も多いと思います。ただ、金太郎飴のような同じ意識をもった集団のような気がしますね。

楠田氏確かに、いろいろな企業の人事の方を訪ねて最近の学生について訊くと、同じように、「いわれたことはやるけど、それ以外はやらない」という話をよく聞きます。 今の学生はほとんどが「LINE」で友達と繋がっています。そのため、同じ情報を持っている。金太郎飴になるのは仕方がないのかも知れません。もはや、それを否定してもしょうがない。そういう人が入ってくることを前提に、どうやって社会に適応させるのかを考えていかないといけないのかなと思いますね。
では、次ですが、それぞれの企業で求める人材像があると思うのですが、それについてお話しいただけますか。

求める人材像と実際の学生とのギャップ

角井氏「主体性」「柔軟性」「問題解決能力」「負けない人」の4つを求める人材像としてホームページなどに掲載しています。 「負けない人」というのは最後までやり通す、逃げないという意味です。
「主体性」と「問題解決能力」については、先程から話に出てきますが、今の学生さんは「これをやってください」ということについては優秀です。しかし、弊社では自分で問題を見つけて解決する、最後までやり尽くすことが必要です。そこで、この2つを掲げています。また、もちろん応用力も必要なので「柔軟性」を求める人材像として掲げています。

楠田氏負けないというのは心の問題ですね。

角井氏仕事をしているなかで誰でも逃げたい場面があるわけですが、その時に逃げないことが重要です。学生のうちは、ある程度逃げることもできるかもしれません。しかし、社会人になると逃げられない。覚悟がある人が欲しいということですね。

楠田氏そういった人材かどうかは、どうやって見抜くのですか。

角井氏面接官トレーニングを実施して、社内の免許を取った人だけが面接を行っています。採用活動中は、こちらも学生さんに選ばれる立場です。そこで、見抜く力だけではなく見せ方も含めての免許です。

楠田氏藤本さんのところの求める人材像はいかがですか。

藤本氏「変化を糧に成長できる人財」を掲げています。前提として、もはや会社が人を育てる時代ではないということがあります。そして、先が見えない時代、答えのないことを自ら考えてください、自ら考えて失敗してくださいというメッセージを込めました。先程、金太郎飴みたいな学生が多いという話をしましたが、そうではない人と出会いたいと思っています。

楠田氏実際に学生と会ってみて、求める人材像とのギャップは感じますか。

レポートはまだ続きます。気になる内容の続きはダウンロードしてお楽しみください。

提供:株式会社ワークス・ジャパン

楠田祐氏

モデレーター
中央大学大学院
戦略経営研究科客員教授
楠田祐氏
中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授(戦略的人材マネジメント研究所 代表)

東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。2009年より年間500社の人事部門を6年連続訪問。人事部門の役割と人事の人たちのキャリアについて研究。多数の企業で顧問及び日本テレビNEWS ZERO コメンテーター、特定非営利活動法人 女性と仕事研究所 理事なども担う。 ◇主な著書 「破壊と創造の人事」(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)2011年は、Amazonのランキング会社経営部門4位(2011年6月21日)を獲得した。 最新の著書は「内定力2016〜就活生が知っておきたい企業の『採用基準』」(出版:マイナビ)

パネリスト:
帝人株式会社
人事・総務本部人事総務部長
藤本 治己 氏 

1983年4月入社、医薬品営業担当。 1992年から人事総務部門に異動し、採用、人財開発、事業人事、工場労務などを経て、2000年欧州駐在員事務所と欧州持株会社の運営業務。 帰国後、採用・人財開発責任者、帝人ファーマ株式会社 人事総務部長。2011年より現職

パネリスト:
アビームコンサルティング株式会社
人事部ディレクター
角井 通直 氏

1990年、大学卒業後、大手情報系企業へ営業として入社。 1994年、当時の役員らと人材系ベンチャー企業の立ち上げを経験し、人事分野への興味を持つ。2001年、人事最先端の米系IT企業に人事として入社し人事分野を幅広く経験する。 2011年より米本社勤務を経験後、2014年5月に帰国。 日本企業の海外進出の一助になりたいという想いを持ち、アビームコンサルティングに転職。 2014年12月 より現職

パネリスト:
株式会社日本経済新聞社
人材教育事業局教育コンテンツ部長
小口道徳氏

1987年日本経済新聞社入社、編集局産業部(現・企業報道部)に配属。自動車産業、エレクトロニクス産業、エネルギー産業などを記者、キャップとして取材。浜松支局長、宇都宮支局長などを経て2014年3月、人材・教育事業本部人材事業部長、2015年4月から人材教育事業局教育コンテンツ部長