IoT推進ラボ×経済産業省 共催イベントレポート ~IoT Lab Connection~

経済産業省およびIoT推進ラボが、7月25日にベルサール東京日本橋でテーマ別企業連携・案件組成イベント第5回「IoT Lab Connection」と「HR-Solution Contest―働き方改革×テクノロジー―」(後援:HRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)、協力:ProFuture株式会社)を開催した。10時のオープンから18時のクローズまで多くの参加者で会場は埋まり、たくさんの出会いが生まれた。その概要をレポートする。

先進的IoTプロジェクトの企業連携の場が「IoT Lab Connection」

今回のイベントの主催者は、IoT推進ラボ×経済産業省×NEDO。IoT推進ラボは、2015年10月に設立されたIoT推進コンソーシアムのWGであり、先進的IoTプロジェクトの発掘・育成に向けて、企業連携・資金・規制改革支援を実施する機関である。
その主たる事業が、業種・企業規模・国内外の垣根を越えた企業連携、プロジェクト組成を促進する場(マッチング等)として設けられている「IoT Lab Connection」である。

第5回のテーマは、「働き方改革」と「シェアリングエコノミー」

毎回異なるテーマでマッチングを行う点が「IoT Lab Connection」の特徴。昨年1月開催の第1回「IoT Lab Connection」では「観光」と「製造」をテーマとし、昨年7月の第2回は「ヘルスケア(健康・医療)・スポーツ」と「物流・流通・インフラ」をテーマにし、10月の第3回では「スマートホーム」と「モビリティ」がテーマ、今年3月の第4回では「フィンテック」、「教育」、そして「農業・食品」がテーマだった。
そして第5回「IoT Lab Connection」のテーマは、「働き方改革」と「シェアリングエコノミー」だ。


1日で500回以上のビジネスマッチング

ベルサール東京日本橋4階の会場は2つに大別されていた。1つはステージ会場であり、朝10時から「IoT Lab Connection」のプレゼンマッチング、シェアリングエコノミー認証制度・認証マーク授与式、シンポジウム、「HR-Solution Contest」公開最終審査会、そして「HR-Solution Contest」表彰式が行われた。
もうひとつがビジネスマッチング会場。IoT推進ラボが推進する企業連携の場だ。IoT推進ラボには3,000社弱の法人会員がおり、この会員に対し「IoT Lab Connection」の募集を行う。第5回のテーマである「働き方改革」と「シェアリングエコノミー」に対し、エントリー企業を募ったところ、149社がエントリー。この149社がそれぞれの情報を公開し、そのソリューションに関心を持った企業が、IoT推進ラボ事務局に対しマッチングを申し出る。そして事務局はシーズとニーズを調整し、ビジネスマッチングが行われるという仕組みだ。
マッチングは大規模だ。会場には43ブースが並び、マッチング面談は10時から17時20分まで、1回あたり20分(10分休憩)の面談が13回転行われ、当日成立したマッチングは、実に534を数えた。今回のテーマである「働き方改革」と「シェアリングエコノミー」には、実に多くの企業が独自の取り組みを進めており、今回のマッチングを契機に、今後さらに新しいサービスが誕生することを期待したいものである。


6つのIoT Lab Connectionプレゼンマッチング

「IoT Lab Connection」のプレゼンマッチングは、ビジネスマッチングで人気があり、申し込みの多かった企業や自治体による10分間のショートプレゼンだ。今回は朝10時から11時10分までに6つのプレゼンが行われた。
ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社は、声紋認証等の音声認識技術を持つ企業であり、このようなテクノロジーを使えば、運転しているので両手が使えない車内のような空間でも作業することができると話し、「ニュアンスコミュニケーションによる働き方改革の取り組み」をプレゼンした。
株式会社オデッセイは、ロボットが人事業務を代行する「HRRobo For SAP HCM」を紹介した。このようなソリューションはRPA(Robot Process Automation)と呼ばれ、いま注目を集めている。
freee株式会社は、中小企業向けクラウド会計ソフト「freee」を2013年から提供している会社。今回は、会計ソフトではなく、経営のための人事労務を実現する「freee」をプレゼン。
以上の3社は働き方改革に関するテーマだったが、その他に株式会社タグキャストが「Inspection Pen(IoT検査ペン)」、株式会社パソナが「シェアリングワーク×トラベルハブミックス」、神戸市が「ワークライフバランスとイノベーション」というプレゼンを行った。