2014年に打ち上がった日本の小惑星探査機はやぶさ2は、
人類未踏の小惑星リュウグウで、2度のサンプル採取や人工クレーター生成など、
期待を大幅に超える数々の成果を挙げました。
開発から成果創出までに10年間、600人が関わったプロジェクトは、
未踏天体への科学的な挑戦のみならず、
大規模プロジェクトのマネジメントの観点でも挑戦的な事業でした。
本講演では、はやぶさ2の宇宙飛行の軌跡と、
それを可能にしたマネジメントやチーム作りについて紹介します。
提供:ProFuture株式会社
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 副所長/教授
津田 雄一 氏
JAXA宇宙科学研究所副所長・教授・元はやぶさ2プロジェクトマネージャ。専門は太陽系探査、宇宙航行力学。2003年、JAXA宇宙科学研究所に着任。2008-2009年、ミシガン大学およびコロラド大学ボルダー校客員研究員。M-Vロケットや、はやぶさ・イカロス・はやぶさ2などの惑星探査機開発・運用に従事。2020年より教授。2025年より副所長。近著に「はやぶさ2 最強ミッションの真実」(NHK出版)、「はやぶさ2の宇宙大航海記」(宝島社)、「はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?」(朝日新聞出版)。