「健康経営 ※」や「ハラスメント対策」は、多くの企業で認知され、対応が進みつつあります。
しかし、現場も巻き込んだ改革が上手くいく例は多くはないと聞きます。
ダイハツインフィニアースでは、従業員の心理的安全性を高めるための学びの場として、
「リスペクト・トレーニング」を導入。
社長をはじめとする経営層も研修に参加するなど、現場との距離が近い取り組みを実践しています。
導入のきっかけは、ストレスチェックの組織分析で判明した、現場作業者の高ストレス傾向。
従来の長時間座学型の研修では参加が難しかった現場にも対応できる設計で、ストレスチェックにも
好影響が出始めています。
本講演では、ダイハツインフィニアースの取り組みにフォーカスし、健康施策を現場レベルで
機能させるポイントを掘り下げます。
インタビュアーは、年間1,400社を支援するメンタルヘルスの専門企業
ピースマインドの代表取締役社長 荻原英人がつとめます。
制度導入にとどまらず、“組織に根づく”健康施策を目指す企業のご担当者様にとって、
実践的なヒントを得られる機会です。
※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
提供:ピースマインド株式会社

Netflixが開発!対話を通じた思考の筋トレ「リスペクト・トレーニング」
「リスペクト・トレーニング」はハラスメントの線引きを学ぶものではなく、「どうあるべきか」をフラットな立場で共に考え話し合うワークショップです。職場でよくあるグレーゾーン事例を用いて参加者が率直に対話を重ねることで、自分にとっての常識が他者にとっての常識とは限らないことを体感し、違いを受け入れる視点を養います。こうした体験は「対話を通じた思考の筋トレ」となり、日々の小さな行動変容を促します。
また、日頃言葉にしにくい違和感や価値観のズレを共有する機会が生まれることで、ハラスメント防止を超えたダイバーシティ理解の深化にもつながります。特に第三者の目線や態度が職場風土を形成しているという視点を持つことで、周囲の“空気”の重要性にも気づくことができます。
トレーニング後も“リスペクトの視点で考える”という意識が自然と職場に根づき、継続的な効果を発揮します。役職や階層に関係なく安心して意見を交わせる風土を築きたい企業や、単なるハラスメント対策にとどまらず、組織全体の対話力・共感力を高めたい企業に最適なプログラムです。
<ポイント>
ピースマインドは2020年よりNetflixからの委託を受け、心の専門家の立場で日本の文化や職場特性に合わせた最適化に協力し、オフィシャルパートナーとしてトレーニングを実施しています。
アンケートにご回答いただいた方に、講演スライド(PDF形式)を配布いたします。
ダイハツインフィニアース株式会社 安全衛生・環境室 主事 看護師
長野 しのぶ氏
2017年ダイハツディーセル株式会社入社
産業保健担当として、グループ従業員のこころとからだの健康増進活動全般を推進
ダイハツインフィニアース株式会社 安全衛生・環境室(大阪)統括グループ長
吉田 周氏
1998年ダイハツディーゼル株式会社入社
守山工場検査部、品質管理部、労働組合(委員長)を経て2023年からグループの安全衛生・環境活動を推進
ピースマインド株式会社 代表取締役社長
荻原 英人氏
1998年メンタルヘルスサービスのピースマインド創業。
日本・アジアにおけるEAP(従業員支援プログラム)サービスのパイオニアとして「はたらくをよくする」事業を推進。Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」選出
著書『レジリエンス ビルディング』
この講演の「聴きどころ」「注目ポイント」
・従業員の健康施策は「制度導入」だけでなく「現場の実感」がカギ
・経営層の関与が「本気度」として現場に伝わる
・現場の課題を“点から線”で改善するアプローチ