管理職の業務負担が増す中、現場ではマネジメントに十分な時間を割けないという声が多く聞かれます。さらに、多様な価値観を持つ若手層への対応の難しさや、中堅層のモチベーション低下、そして管理職という役割自体への忌避感も加わり、管理職登用が進みにくいという課題が、多くの組織で見受けられます。その結果、管理職層の疲弊と、次世代管理職の育成の遅れが一層深刻化しています。
こうした状況の中、周囲に影響力を発揮し、管理職を支える「職場のキーパーソン」の活躍が、一層求められています。現場の最前線で力を発揮する彼ら/彼女らの育成は、安定的な職場運営や活性化、さらには管理職候補の確保という観点からも非常に重要です。
本講演では、8社10名へのインタビュー調査をもとに、職場のキーパーソンに共通する特徴や育成のあり方、さらに「管理職になりたいという志向が強い人」の特徴についても考察し、次世代管理職育成の手がかりを探ります。
【ファシリテーター】ProFuture株式会社 代表取締役社長 / HR総研 所長 寺澤 康介
【提供】学校法人産業能率大学
【協力】ProFuture株式会社
提供:学校法人産業能率大学 総合研究所
産業能率大学 経営学部 教授
齊藤 弘通氏
慶應義塾大学文学部人間関係学科教育学専攻卒業、法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了。博士(政策学)。専門社会調査士。学校法人産業能率大学総合研究所を経て現職。大学院では「人材育成論」などの科目を担当。また、社会人教育の分野では、将来のマネジメントを担う中核人材に向けて、研修の設計・実施から個別指導、ワークショップのファシリテーションに至るまで、多様な育成支援に携わっている。
学校法人産業能率大学総合研究所 マーケティング部 マーケティングセンター
丸山 夏子氏
調査担当として人材開発領域の調査の企画・分析を行う。 直近の調査に「第9回マネジメント教育実態調査」、「通信教育およびeラーニングの活用実態調査」など。
ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長
寺澤 康介氏
1986年慶應義塾大学文学部卒業。同年文化放送ブレーン入社。2001年文化放送キャリアパートナーズを共同設立。常務取締役等を経て、2007年採用プロドットコム株式会社(2010年にHRプロ株式会社、2015年4月ProFuture株式会社に社名変更)設立、代表取締役社長に就任。8万人以上の会員を持つ日本最大級の人事ポータルサイト「HRプロ」、約1万5千人が参加する日本最大級の人事フォーラム「HRサミット」を運営する。