山口の山奥の小さな酒蔵である旭酒造。
日本酒「獺祭(だっさい)」が純米大吟醸の販売量で日本一となり、
アメリカやヨーロッパなど、世界30の国と地域への輸出拡大を果たした体験、
逆境をチャンスに変えて成功した体験談をお話しいたします。
提供:ProFuture株式会社
株式会社獺祭 会長
桜井 博志 氏
1950年、山口県周東町(現岩国市)生まれ。1973年に松山商科大学(現松山大学)を卒業後、西宮酒造(現日本盛)での修業を経て76年に旭酒造(現(株)獺祭)に入社したが、先代である父と対立して退社。父の急逝を受けて84年に家業に戻り、純米大吟醸「獺祭」の開発を軸に経営再建を果たす。2016年から現職。杜氏を設けず社員による四季醸造をはじめとした革新的な造りでおいしさを追求し、業界の常識を破り成長を遂げている。2018年4月、パリにジョエル・ロブション氏との共同店舗を開店。2021年、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン受賞と日本代表に選出されるなど経営者としても国際的に評価されている。 2023年春にニューヨーク・ハイドパークにて醸造所が完成。同時に自身も渡米し、酒造りの陣頭指揮を執っている。2025年6月には「株式会社獺祭」に社名変更した。