7割の学生がインターンシップ参加企業から内定取得
次はインターンシップについてです。数多くの企業がさまざまなインターンシップを開催している中で、学生はどのようなことを軸に据えて参加するインターンシップを選ぶのでしょうか。6~9月の夏期インターンシップと、11月~翌年2月の秋期・冬期インターンシップで比べてみます。夏期インターンシップで最も重視された軸は「企業理解が深まるか」(71%)で7割を超え、次いで「業界理解が深まるか」「本選考への優遇があるか」がいずれも57%で6割近くとなっています[図表7]。
「職種理解が深まるか」は43%と4割程度にとどまっている点から、「ジョブ型」が話題になることが多い昨今でも、学生の中では職種へのこだわりはまださほど高くなっていないといえそうです。なお、最も割合が低かったのは「採用直結か」(18%)で2割を下回っています。
一方、秋期・冬期インターンシップで最も重視された軸は、「本選考への優遇があるか」で、夏期と比べると13ポイント増加して70%と、7割にも上っています。インターンシップにせっかく参加するのであれば、業界理解や企業理解だけでなく、選考ステップの免除であったり、早期選考への参加権であったり、なにがしか選考に有利になる特典を得られるインターンシップが好まれている実態が浮かび上がってきます。同様に「採用直結か」も夏期と比べて9ポイント増加して27%と、3割近くに達しています。逆に「企業理解が深まるか」などの理解促進系の軸は軒並みポイントを落としています。学生は秋期以降のインターンシップを“就職活動の準備ではなく就職活動そのもの”と捉えている様子がうかがえます。
![[図表7]インターンシップ選びの軸(複数回答)](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4500_8_S71C2L.png)
選考の結果、「内定が出た」のは文系で70%、理系では73%といずれも7割を超えています。一方、「内定は出なかった」は、文系18%、理系19%と2割未満で、インターンシップへの参加は確実に本選考に有利に働いていることをうかがわせます。
![[図表8]文理別 インターンシップ参加企業の内定状況](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4500_9_R0A7E0.png)
一方、「インターンシップ不参加企業」からの内定は「2025年1月」までは1割程度にとどまり、「2025年2月」から一気に増加し26%と、4分の1程度に達しています。その後、「2025年4月前半」まで同程度の割合をキープし、その後も「インターンシップ参加企業」より高い割合が維持されて推移しています。この結果から、インターンシップに参加した企業については、参加しなかった企業より比較的早期に本選考を受験し、内定も早い時期に得られている状況にあることがうかがえます。
![[図表9]インターンシップ参加の有無別 内定を受けた時期(複数回答)](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4500_10_UF508P.png)
