文系・理系、大学区分により異なる応募時の重視ポイント

次に、「応募先企業を探す際に重視するポイント」について見てみましょう(複数回答)。

文系・理系別に比べてみると、文系・理系ともに「給与・待遇」が最も多く、文系では60%、理系では56%と6割程度に上っています[図表5]

これに次いで「福利厚生」(文系50%、理系47%)、「仕事内容」(同48%、42%)などが上位に挙がっています。文系のほうが理系より特に高い割合となっている項目は「休日・休暇・残業」で、文系で46%、理系で34%となり、12ポイントもの差がついています。その他、「社員の人柄・対応」(同36%、25%)、「転勤の有無・範囲」(同32%、20%)、「人事の人柄・対応」(同28%、15%)なども文系の割合のほうが高く、文系では特に、「働きやすさ」を重視する学生が多くなっているようです。

一方、理系のほうが文系より高い割合となっているポイントは、「企業規模」(同22%、31%)や「専攻・自分の強みとの関連性」(同12%、21%)で、理系学生のほうが専門性を生かしたキャリア形成を意識する傾向がうかがえます。
[図表5]文理別 応募先企業を探す際に重視するポイント(複数回答)
項目を少し絞って大学区分別に見てみると、やはり「給与・待遇」は大学区分に関係なく、7割から5割程度と高くなっています[図表6]

ただし、その他の項目では大学区分による違いが見られます。例えば、「仕事内容」は、「旧帝大クラス」では54%と過半数に上るものの、「その他私立大」や「中堅私立大」ではそれぞれ37%、35%で4割未満にとどまり、上位クラスの大学区分のほうがより重視する傾向が見られます。逆に「福利厚生」は、「旧帝大クラス」では39%と4割程度であるのに対して、「その他私立大」では63%と6割を超えるなど、上位クラス以外の大学のほうが重視する割合が顕著に高くなっています。その他、「休日・休暇・残業」は上位クラス以外の大学のほうが顕著に高く、「社員の人柄・対応」は上位クラスのほうが比較的高い一方、「人事の人柄・対応」は上位クラス以外の大学のほうが総じて高くなっているなどの違いも見られます。

自社のターゲットとする学生がどのような区分の大学に所属しているかを考慮して、ターゲット層に向けた適切なアピールポイントを検討するのも有効だと思われます。
[図表6]大学区分別 応募先企業を探す際に重視するポイント(複数回答)

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