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DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は、今やビジネスの最重要課題の一つとなっている。先進的な企業は、単に技術を提供するにとどまらず、IT、IoT、AI、ロボティクスなど最新のテクノロジーを活用したSaaS型サービスのリリースを積極的に行っている状況だ。

こうした中、ユーザーに独自の「経験」や「体験」を提供するUI/UXの設計、「デザイン思考」など、専門スキルや知見を有するクリエイティブ職へのニーズは右肩上がりで伸びている。一方、「優秀なクリエイター」は市場に多くいるとは言えず、「なかなか採用できない」「優秀な人材が見つからない」と課題を抱える企業が少なくない。採用難易度がますます高まる状況で、企業はどのような採用戦略を実行すれば良いのか。

この疑問に答えるため今回、クライアント常駐型の転職エージェント経験を10年以上持ち、さまざまな企業でRPOサービス(採用代行)に携わってきたクリエイター採用支援のスペシャリスト クリーク・アンド・リバー社 ディビジョンマネージャー 川原氏にお話を伺った。クリエイター採用に際し、人事担当者が考慮すべきこと、また、RPOサービスの有効な活用方法などをご紹介いただいた。

プロフィール


  • 株式会社クリーク・アンド・リバー社 川原 祥平 氏

    川原 祥平 氏

    株式会社クリーク・アンド・リバー社 クリエイター・エージェンシー・グループ 人材紹介第一ディビジョン ディビジョンマネージャー
    大学を卒業後、関西の広告代理店へ入社し、営業として求人媒体の広告販売や雑誌メディアの広告販売、SPツールの企画、提案、制作進行管理を経験。クライアントは地元関西の企業や飲食店、美容室などがメインでほぼ新規での営業を経験。その後、クリーク・アンド・リバー社へ転職。ゲーム、IT・Web、DX領域で活躍するクリエイターの転職支援、キャリアアドバイス支援などに従事。現在はマネージャーとしても活躍中。クリエイターからバイネームで仕事ができる、とれる(川原さんにお世話になりたい、川原に頼みたい)ようになるのが目標。

転職潜在層へのアプローチが重要になる

――川原さんは転職エージェントとして豊富な経験をお持ちです。簡単にご経歴やこれまで携わったプロジェクトなどをご紹介いただければと思います。

川原氏:クリーク・アンド・リバー社に入社して15年になります。その間、エージェントとしてクリエイターの転職支援を行うと共に、RPOのスタッフとしてゲーム系大手企業の支店や拠点立ち上げに携わるなどしてきました。近年は、RPOスタッフのマネジメントを行いながら、SNS系大手の事業部立ち上げなどを支援しています。
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――クリエイターのニーズは高まる一方となっています。企業はどのような悩みを抱えていることが多いでしょうか。

川原氏:よく聞かれる悩みとしては、企業の規模に関わらず、「母集団が形成できない」ということです。多くの方が実感されているように、求人広告を出稿すれば人が集まる時代ではなくなっています。企業側のニーズに対し、クリエイターの絶対数が足りない、少なくとも、転職の顕在市場にクリエイターが潤沢にいるとは言えず、パイの奪い合いになっています。その中で、優秀な人材を採用するのは、あらゆる手段を講じなければなりません。従来の手法を続けているだけでは、望む結果は得られにくくなっています。

――一定の成果を出しているところは、どういった特徴があるでしょうか。

川原氏:「採用広報」や「採用ブランディング」に力を入れています。それも、採用チームや人事部が頑張っているというよりは、全社的に採用に注力しています。そもそも広報やブランディングは時間もコストもかかるので、経営陣の理解がないとできることではありません。また、現場の方が友人・知人をリクルートするケースもあります。総じて、転職の潜在層に働きかける動きが取れていると言えるでしょう。

採用選考は可能な限りスピーディーに進める

――クリエイターへのニーズが急に高まり、初めてクリエイター採用に臨む企業も少なからずあります。そうした企業が採用を行うにあたり、まず取り組まなければならいことはどんなことでしょうか。

川原氏:もっとも大事なのは、人材要件を固めることです。何でもできる人材を求めがちですが、なぜクリエイターを採用するのか、何を実現したくてクリエイターを採用するのか、改めて見つめ直します。その上で、あれもこれもと足し算の発想をするのではなく、これは必要だがこれは不要、よく考えればこれもいらないと、引き算の発想で要件を絞り込んでいきます。そうしたほうが間違いなく人材は見つけやすくなります。また、イメージにとらわれて、誤った人材要件を設定しているケースがあります。想定している事業を行う上で、どんなスキルが必要かの見極めは欠かせません。

――それはどういうことでしょうか。



この後、下記のトピックが続きます。
続きは、記事をダウンロードしてご覧ください。
●クリエイター採用支援のプロが経験した採用成功事例
●スピード感なき選考プロセスでは採用は成功しない
●スキルだけを見てはいけない、面接で大事な見極めのポイント
●クリエイター採用に特化したRPOサービスの特徴と活用方法

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