特に、そうした人材獲得が至上命題である採用担当者は「欲しい人材がなかなか採れない」「応募はあるが、入社に繋がらない」など日々頭を抱えるケースも少なくない。
そうした中、企業の採用難を解決する成功報酬型・採用代行サービスがキャリアアセットマネジ株式会社が提供する「Concier&TECH」だ。
同サービスは、最新のテクノロジーに人材エージェントが持つ“選考ノウハウ”とテクノロジーをかけ合わせることで、低価格かつ効率的な採用を可能にしたという。
インタビューでは、同社Concier&TECH事業部・部長 小杉哲央氏に、求職者や企業の採用担当者が抱える悩みや課題感からその問題を「Concier&TECH」がどう解決に導くのか。サービスの詳しい仕組み、企業にもたらす成果に至るまで存分に語っていただいた。
プロフィール
キャリアアセットマネジ株式会社 小杉 哲央 氏
2010年、株式会社綜合キャリアオプションに営業職として入社。その後、2014年に首都圏コーディネーター部門を立ち上げ、2016年には部門長に就任。2017年には東名阪コーディネーター部門長に、翌年には全国コーディネーター部門長に就任。一方、約5年前から「Concier&TECH」の着想を得て、単独で計画を練り始める。2020年、キャリアアセットマネジ株式会社への入社をきっかけに、事業化を実現させた。

いかに応募者のモチベーションを高められるか
――現状、求職者や企業の採用担当者はどのような悩みや課題感と向き合っているのでしょうか?小杉 現代はインターネットを開けば、欲しい情報がいつでも誰でも簡単に手に入る時代です。しかし一方で、情報過多によって、結局どの情報を信じればいいのか、どの情報を選べばいいのかわからないという求職者や企業の採用担当者も少なくありません。

小杉 そうです。求職者に関しては、「その会社や仕事が自分に合っているのかどうかわからない」といった悩みが多いですね。一方、企業の採用担当者からは、「適切な採用数の伸ばし方がわからない」という声をよく聞きます。
特に昨今は、メールやチャットを使って気軽に面接日程を予約できるようになりましたが、一方で「応募数は増えているけれど、面接のキャンセル数も増えている」、「選考途中で離脱してしまう」といった悩みも多いようです。
――応募数はあるのに採用数が伸び悩んでしまう要因はどこにあるとお考えですか?
小杉 求人メディアは応募数を稼ぐために求職者の志望度に関わらず応募させる仕組みを用いています。したがって、おおよそどんな企業でも応募数はとれるようになっています。
しかし、「わからない」状態に不安をおぼえる求職者にとって、「知っている」企業は安心感があるんです。そのため一部の大手企業や人気企業に応募が集中しやすく、結果、第二志望、第三志望以下に位置付けられた企業に対しての応募者のモチベーションは、時間とともに低下していってしまうのです。

人材エージェントのノウハウや選考フローを丸ごと提供したい
――そうした中、御社は「Concier&TECH(コンシェルテック)」をリリースされたそうですが、こちらのサービスはそもそもどのような経緯やきっかけで開発されたのでしょうか?小杉 私はもともとグループ会社である株式会社綜合キャリアオプションにて人材派遣のコーディネーター職の部門長に就いていました。人材コーディネーターとは、求職者と派遣先の企業を仲介する仕事で、求職者の応募対応から面接、調整、カウンセリングまで幅広く担当します。
- 1