任天堂が前年の61位からトップ10入り

9位には、東京海上日動火災保険と任天堂が同率(29ポイント)で並びました。東京海上日動火災保険は採用ホームページの好感度ランキングの常連で、前年は3位でした。学生のコメントでは、「マリンプルー」と呼ばれる同社のシンボリックカラーである「青」の印象と、「社員」についてのコメントが多くなっています。

・デザインがオシャレできれいだった(その他国公立大・文系)
・爽やか。見やすい(旧帝大クラス・文系)
・青で統一されていて見やすかった(上位私立大・文系)
・青で統一されており、を抜いて爽やかな印象だった(上位私立大・文系)
・かっこいい社会人に見えた(旧帝大クラス・文系)
・働いている社員の印象が良かった(早慶大クラス・文系)
・さまざまな情報が見やすく、社員の方の写真ともに紹介があった(早慶大クラス・文系)

前年の61位から9位へと大躍進を遂げたのが任天堂です。同社のホームページの評価ポイントは、「職種の分かりやすさ」と「楽しさ」、そして「キャラクター」に触れるコメントも多くなっています。

・企業のイメージや仕事内容が非常に分かりやすかった(早慶大クラス・文系)
・社員さんの体験記がとても魅力的な内容で、その職種の面白さを余すことなく伝えていると感じた(旧帝大クラス・文系)
・職種説明が分かりやすいキーワードでまとまっており、かつ新入社員の活躍が見えた(上位国公立大・文系)
・キャラクターを使って仕事内容を紹介してくれていて面白かった(その他私立大・理系)
・任天堂の顔であるキャラクターがあり、見ているだけでも楽しかった(中堅私立大・文系)
・選考に進むかどうかにかかわらず、見ていて楽しいホームページであった(上位国公立大・文系)

学生に好感を与えるホームページに共通するのは「見やすさ」「分かりやすさ」「欲しい情報へのアクセスしやすさ」といったデザイン性と、社員を多く登場させて業務や職種を紹介する情報量です。平坦な記事で言葉だけで解説するより、社員に語らせたほうが学生には伝わりやすくなります。また、社員の登場のさせ方は写真と文字だけなく、動画の活用も検討したいところです。YouTubeやTikTok、ニコニコ動画、LINE LIVEなど動画系SNSに慣れ親しんだ学生世代には、動画の親和性は極めて高く、共感を生みやすい訴求方法だといえます。

HR総研が6月に人事担当者を対象に実施した「2021年卒&2022年卒採用動向調査」では、「2022年卒採用でより重要になると思われる施策」を聞いたところ、「オンライン説明会」「オンライン面接」に続いて、3位に「採用ホームページ」が挙げられています。Withコロナが続く中、採用ホームページの重要性はますます高まります。2022年卒採用に向けて、今一度、自社の採用ホームページを見直してみませんか。

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