DX人材に必要な技術とビジネス視点を研修で養い、エンジニアの内製化と組織文化の変革を推進する

HRサミット2019/HRテクノロジーサミット2019講演録

プログラミング「学習・試験」プラットフォームをベースとした研修、採用などの支援を行う株式会社ギブリー。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化にあたっては、人材の育成や、エンジニア組織の内製化、社内文化の醸成など課題が多くある。そこで、いち早くDXへの取り組みを進めて成果を収めている、株式会社セゾン情報システムズ コーポレートサービスセンターの小山和也氏をゲストに招き、株式会社ギブリーでプログラミング「学習・試験」プラットフォーム「track(トラック)」のプロダクトオーナーとしてエンジニアの採用・育成を支援している新田章太氏と、同社で企業のカスタマーサクセスや研修講師を担当する森康真氏の3名によるパネルディスカッションを実施。DXの具体的なステップや、ポイントが明かされた。

講師

  • 新田 章太

    新田 章太氏

    株式会社ギブリー 取締役・trackプロダクトオーナー

    2012年3月に筑波大学理工学群社会工学類経営工学専攻卒業。学生インターンシップ時代に「エンジニア」領域に特化した支援事業を株式会社ギブリーにて立ち上げ、入社。現在は取締役を務める。オンラインプログラミング学習・試験ツール等の自社サービスを立ち上げ、同社のHR tech部門を管掌。また、日本最大規模の学生ハックイベント、JPHACKSの組織委員会幹事を務めるなど、若い世代のイノベーターの発掘・支援にも取り組んでいる。


  • 小山 和也

    小山 和也氏

    株式会社セゾン情報システムズ コーポレートサービスセンター 副センター長 兼 HRサポート部 部長

    自動車部品製造業に11年勤務した後、IT業界へ転身。IT業界の成長とともに、大手Sier・H/Wメーカーを経験した後、2010年より(株)セゾン情報システムズ人事部に入社。30年間一貫して人事部門で経験を重ね、採用・人材育成・労務・制度企画など人事業務全般を統括。非連続的な変化の激しいIT業界において、バイモーダルな企業へと変身する為に様々な施策を展開中。


  • 森 康真

    森 康真氏

    株式会社ギブリー エンタープライズカスタマーサクセスチーム マネージャー

    SAPジャパンにて人事コンサルタント、野村総合研究所にて、アプリケーションエンジニアを経験。株式会社ワークスアプリケーションズではエンジニア採用リーダーとして先進的な採用手法を確立する。19年3月よりギブリーに参画。これまでの経験を生かし、エンタープライズカスタマーサクセスチームのマネージャーとして業務に当たる。

DXを実現するためのアプローチ「バイモーダルIT」

新田氏 今、デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目を集めています。IDC Japanの資料によると、DXとは「第3のプラットフォームや新たなデジタル技術を活用して、新しい製品やサービス、ビジネスモデルを創出すること」と定義付けられています。そして別の調査では、2021年までに日本のGDPの約50%を、DXによって登場したデジタル製品やサービスが担うといわれるほど、急成長が見込まれています。

その一方、多くの日本企業ではDXの必要性を認識はしているものの、具体的なデータや技術の活用を模索している状態です。その主な原因の一つは「ラン・ザ・ビジネス」と呼ばれる老朽化したシステムの維持管理です。非常に複雑で技術的に古いものの、大規模なデータを保有・運用しているため、常に稼働し続けなければなりません。これが足かせとなり、新しいシステムの土壌づくりが難しいといわれています。もう一つの原因は人材です。DXを推進して新しいITビジネスや取り組みを始めようとしても、社内にエンジニアリングを推進できる人材、エンジニアがおらず、外部に委託するしかない状況にあります。

そうした背景の中、どのようにDXを実現していけばよいのでしょうか。そのアプローチの一つが「バイモーダルIT」という、2つのモードを併走し、使い分ける手法のことです。エンジニアリングを「守りのIT」と「攻めのIT」の2つの手法に分けられます。守りのITは既存のシステムやビジネスの運用やそれらに関わる開発を指し、「モード1」と定義されています。攻めのITは、不連続でスピードを重視するシステム開発で「モード2」と呼ばれます。モード1でコスト削減や効率化を進め、モード2でビジネスを推進していきます。このバイモーダルITという概念をベースに、株式会社セゾン情報システムズ様ではエンジニア組織の内製化と、研修などの人材育成、2つの施策でDXを推進しています。本日は、同社でプロジェクトを担当された小山様より、具体的な取り組みについてご紹介していただきます。
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著者プロフィール

HRサミット2019/HRテクノロジーサミット2019 講演録

2019/9/18-9/20開催

2/5開催_採用フォーラム2020 in 大阪

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