AI×英語学習の新機軸、挫折した社員も時短で続けられる効果的な方法とは?

HRサミット2019/HRテクノロジーサミット2019講演録

英語学習を経験した8割の人が、「学習方法が分からない」、「忙しくて勉強する暇がない」という理由から途中で挫折している。膨大な学習時間を費やしても、なかなか英語を身に付けられない人が多いのが現状だ。挫折してしまいがちな英語学習を継続でき、最短時間で確実に成果を出すのにAIが役立つというが、それはなぜなのか。株式会社ラーニングコネクションズ 代表取締役の早川幸治氏が解説した。

講師

  • 早川 幸治

    早川 幸治氏

    株式会社ラーニングコネクションズ 代表取締役


    IT企業から英語講師に転身し、英語公用語化企業ほか全国約160社での英語セミナーを担当。著書は約50冊。


英語学習に重要なのはマインドセット

人間の脳の働きに基づいて最適な学習教材を提供してくれる、AIを活用した英語学習は、最短で効率よく英語を身に付けることができます。しかし、AIを活用するだけで英語が身に付くわけではありません。英語学習を継続させるには、学習前にマインドセットを行うことが重要です。

アメリカの陸上選手ジム・ライアンの名言に「Motivation is what gets you started. Habit is what keeps you going. (モチベーションによって、あなたは始める。習慣によって、あなたは続ける)」があります。英語学習も同じで、「英語を勉強する」というモチベーションを持つことが大切です。しかし、英語学習を途中で挫折する人の多くが、モチベーションが続かないことに悩んでいます。英語学習のモチベーションを保つには、英語学習の習慣作りが大切です。

「英語は慣れだから練習するしかない」と言いますが、英語ができない人は何を練習すればよいのかわかりません。英語の上達は技術なので、特別な才能は必要なく、再現性の高い見本を教材にして、繰り返し勉強することで技術が身に付きます。

その次に必要なものは、英語学習に必要な環境づくりです。仕事で英語を使わざるを得ない状況になったら、必然的に英語学習の環境が出来上がります。しかし、普段の生活で英語を使う必要のない人は、自分で工夫して英語学習を勉強する環境を作らなければなりません。

英語学習を勉強する環境づくりができたら、どのレベルまで学習するか基準を作りましょう。たとえば、TOEICのスコアが200点程度しかない人だったら、「スコアを300点まで上げる」と、学習前に具体的な目標を考えます。

基準が決まったら、「いつまでに目標を達成する」と具体的なスケジュールを決めましょう。英語学習に挫折する人は、勉強が続かない理由にモチベーションを挙げますが、その多くは目標達成までのスケジュールを明確にしていないようです。

このように、英語学習を始める前に「英語学習の環境」、「目標達成の基準」、「学習スケジュール」を明確にするマインドセットを行うことが重要です。

AIを活用して英単語は「ドライアイス式」で学ぶ

「記憶力が乏しいから英単語を覚えられない」という理由で、日本人は英語に苦手意識を持つ人が多いです。しかし、実は英単語を覚えるのに、記憶力は一切必要ありません。

英単語と同様に、日本人は人の名前を覚えることが苦手な傾向にあります。その理由は、声に出して相手の名前を呼ばないからです。一方、欧米人は人の名前をすぐに覚える傾向にあります。なぜなら、彼らは初対面の人に会ったら、とにかく相手の名前を声に出して呼ぶからです。声に出して相手の名前を呼ぶことで、脳に記憶が定着します。

英単語を覚えるのも同じで、声に出して英単語を発音することで脳に記憶が定着します。しかし、単純に1つの英単語だけを声に出して発音しても、なかなか記憶は定着しません。英単語は、脳の働きに沿って「ドライアイス式」で覚えると効率よく学ぶことができます。

アイスクリームの近くにドライアイスを置けば、アイスは溶けにくくなりますよね。“ドライアイス式の英単語学習方法”とは、覚えたい英単語の近くに、関連する同義語やフレーズ、文脈をドライアイスのように配置して、英単語を忘れにくくするやり方です。日本人は新しい英単語を覚えるときに、覚える英単語とその日本語訳をセットにして勉強してしまいがちですが、そのような学習方法ではあまり効果がありません。短時間で確実に英単語を覚えるなら、この方式で英単語を学習するのが効果的です。

しかし、英単語のドライアイスとなる同義語やフレーズ、文脈を自分で探すのはとても時間がかかるので、途中で挫折してしまうでしょう。そこでAIを活用すれば、蓄積された学習記録に基づいて、覚えたい英単語の同義語やフレーズ等のドライアイスを自動的に紐づけてくれるので、効率よく短期間で学習できます。
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HRサミット2019/HRテクノロジーサミット2019 講演録

2019/9/18-9/20開催

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