理工系学生の内定受諾率アップを実現するターゲットリクルーティングサービス「TECH OFFER」の驚異的な導入効果

第4回 日本HRテクノロジー大賞(2019年実施) 受賞企業インタビュー

第4回HRテクノロジー大賞『注目スタートアップ賞』を受賞した株式会社テックオーシャン。近年、情報技術の進化に伴い、企業は理工系学生を積極的に採用する傾向にある。しかし、「自社の技術にマッチする学生が集まらない」「学生へのアプローチに工数と時間がかかり過ぎる」など深刻な問題を抱える企業が多い。こうした問題を解決するのが同社開発のAI・ビッグデータを活用した理工系専門スカウト型就活支援サービス「TECH OFFER」だ。この「TECH OFFER」の使い方や導入効果について、同社の代表取締役 長井裕樹氏と執行役員 事業推進部部長 東祐貴氏に話を聞いた。

第4回 日本HRテクノロジー大賞『注目スタートアップ賞』

株式会社テックオーシャン

理工系専門スカウト型就活支援サービス「TECH OFFER」

国内最大級の技術系データベースとAIを活用し、就職したい理工系学生と、採用したい企業をマッチングさせるという新しい手法である点と、採用ターゲットを厳選することで採用活動を効率化させたこと、企業の内定受諾率アップに貢献したことが高く評価されました。

ゲスト

  • 長井裕樹 氏

    長井裕樹 氏

    株式会社テックオーシャン
    代表取締役

    京都大学大学院卒、三菱化学(株)入社後、理工系大学院生採用支援を行うベンチャー企業にて取締役・執行役員に就任。年間約1万人以上の上位校理工系大学院生に就活指導を行う。(社)知的人材連携センター代表理事。(株)キーエンスの子会社である(株)イプロスへ転社後、「若者に気付きと刺激とフィールドを」を合言葉に(株)テックオーシャンを創業。
    ・東京都アクセラレーションプログラム7期生採択
    ・トーマツベンチャーサポート モーニングピッチ登壇
    ・ASAC DemoDay アマゾンウェブサービス賞受賞
    ・AIアクセラレータ9期生採択
    好きな言葉「おもつらい」
  • 東祐貴 氏

    東祐貴 氏

    株式会社テックオーシャン
    執行役員 事業推進部部長

    大学卒業後、産業機器大手(株)キーエンスの社内ベンチャーとして創業した(株)イプロスに新卒入社。製造メーカーを対象とした法人営業、販促・マーケティング、人事・採用、商品企画、新規事業など幅広く担当。約10年間勤務後、(株)テックオーシャンに参画。執行役員として、事業推進を統括。好きな言葉「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

理工系学生と企業のミスマッチから生まれた採用支援サービス

――理工系専門スカウト型就活支援サービス「TECH OFFER」とはどのようなサービスですか?

長井裕樹氏(以下、長井) 「TECH OFFER」は、当社が提供するAIやビッグデータに蓄積された全国約2万5000の大学の研究室・教授と約100万件の技術キーワードをもとに、企業と理工系学生をWEBで半自動的にマッチングするスカウト型就活支援サービスです。理工系の学生を採用する企業は、「主力業務から横ずれする分野の学生が集まらない」「ターゲットの選定やアプローチ文の作成に時間がかかる」など、さまざまな採用課題を抱えています。理工系の学生も「研究に忙しくて企業研究の時間が取れない」「専攻が活かせる企業がわからない」と就職活動の悩みは深刻です。そうした企業と学生の双方の採用活動の悩みを解消したのが「TECH OFFER」です。
――「TECH OFFER」の開発に至った経緯や背景についてお聞かせください。

長井 私自身が理工系の大学出身です。大学院を含めて6年間学びましたが、就職活動の際は自分の学びが活かせる企業がわからず、知名度で会社を選ばざるを得ない状況でした。現在の学生も私と同じで、高い学費を払い、膨大な時間をかけて学んだ専門技術を就職後に活かせない人がたくさんいるのではないかと思いました。学んだことが活かせない現在の採用活動、学んだことが活かされない社会というのが現状であり、このようなことで少子高齢化が進む日本で国際競争力を保てるのか、自分たちの子供は明るい未来を活きていけるのかという強い問題意識を持つようになりました。そこで理工系の学生が培った専門技術や知識を社会につなげるためのインフラが必要だと考え、「TECH OFFER」の開発に踏み切りました。

理工系の学生は研究に忙しく、就職活動に使える時間が限られていることから、企業研究や業界研究に避ける時間も限られています。なので、企業から技術キーワードを媒介として学生に声掛け(オファー)をする手法が有効だと考えました。企業側は、仕事内容を熟知し、学生たちの学びをどう活かせるかも把握できるからです。学生側としても、企業がオファーを出してくれたことで、自分の専門技術を活かせる会社や仕事を知ることができ、イメージしやすくなります。

私と執行役員の東は、以前、日本最大の製造技術データベースサイトを運営するキーエンスの子会社・イプロスに在籍していました。イプロスのデータベースには、製造技術製品のカタログの情報が数十万点あります。私の場合はそこに含まれる産業界の技術製品や技術キーワードをアカデミアにつなげられると面白いのではないかとイプロス入社前から構想し現在の「TECH OFFER」につながっています。「TECH OFFER」は、2018年11月末にオープンしたばかりのサービスです。しかし、私がイプロス入社前の8年前から一般社団法人 知的人材連携センター(IPAC)や思いを同じくするメンバーと一緒に長い年月をかけて開発したものです。

この先は、会員の方だけがご覧いただけます。会員の方はログインを、会員でない方は無料会員登録をお願いします。

HRプロ会員の方はこちらから

まだ会員でない方はこちらから

登録無料!会員登録された方全員に 「人材育成マニュアル」をプレゼント!

HRプロとは

著者プロフィール

HRプロ編集部

採用、教育・研修、労務、人事戦略などにおける人事トレンドを発信中。押さえておきたい基本知識から、最新ニュース、対談・インタビューやお役立ち情報・セミナーレポートまで、HRプロならではの視点と情報量でお届けします。

関連リンク