ベンチャーを起業して5年。課題は人財育成の「仕組み化」

[中小企業庁]人材育成プラットフォーム「ビジログ」導入企業に訊く

株式会社NEWGATEは若い会社だ。設立は5年前、代表取締役社長の長田智明氏が24歳の時だった。事業は順調に推移し、2019年1月現在の拠点は大宮本社、大阪支社、池袋支社に加えて立川支店があり、正社員40名に成長した。
この成長を支える経営理念が『人財』の育成だ。同社は、「優秀な人物こそが組織の財産である」と考え、社員を『人材』ではなく、『人財』と捉えている。世の中にある様々な職が人工知能やロボットなどに取って代わられていくと言われているが、全ての職が無くなるのではなく、人間にしかできない仕事はいつの時代にもある。その仕事をこなすのが考えて自発的に行動できる『人財』だ。
仕事を通じて、何があっても大丈夫な『個』を育て、次世代を担う『人財』へ成長させることがNEWGATEのミッションであり、その育成を支えるプラットフォームとして『ビジログ』に期待すると長田氏は語る。
―――企業情報――――
株式会社NEWGATE
大宮本社
〒330-0844埼玉県さいたま市大宮区下町2-55明邦下町ビル2F
TEL:048-778-7979 FAX:048-778-7978
池袋支社
〒171-0014東京都豊島区池袋2-43-3田村ビル4階
TEL:03-5927-8839 FAX:03-5927-8893
http://n-newgate.com/

手作りだった人財育成を『ビジログ』受講によって仕組み化したい

代表取締役社長
長田 智明氏


 NEWGATEは設立から5年という若い会社です。主たる事業は営業代行事業と人材派遣・紹介事業ですが、その他にフィールドサポート事業、教育事業、節水・節電コンサルティング事業なども手がけています。営業代行は個人営業と法人営業に分かれ、個人営業の主力事業は、NHKからの委託によって個人宅に伺って訪問販売を行うものです。法人営業は、パーソルキャリア社の『doda』という求人メディアを取り扱っております。
 NEWGATEは順調に成長しています。2013年10月に資本金10万円で起業したときは私一人でしたが、2016年1月段階の正社員数は10名、10月には20名になり、2019年1月現在の正社員数は40名に達しました。2月に4名、4月には11名の新卒が入社するのでもうすぐ55名の企業になります。わたし自身は30歳で、30歳以上の社員は最年長の46歳を筆頭に4名しかおらず、40名の社員の平均年齢は26歳という若手中心の会社です。男女比は7対3くらいです。
 次の目標は社員100名体制であり、5年後のビジョンとしてマザーズ上場があります。これまでのNEWGATEの成長を支えたのは社員一人ひとりの営業パワーでしたが、将来はITを駆使した自社サービスを構築し、事業投資会社として成長していきたいと考えています。
 この成長を可能にするのが『人財』です。NEWGATEは組織が急拡大しているので、ここの人財はもちろんのこと、組織を運営していくリーダーの育成が急務になっています。これまでの育成は、先輩が業務を通じて後輩に教えるOJTが主流でした。しかし、教育体系が確立していたわけではなく、先輩社員が自身の経験をもとにした教えしかできておらず、手探りで育成を行ってきました。しかし、社員数が50名を超す現在は、人財育成を「仕組み化」する必要があります。
 そういう経営課題を考えているときに『ビジログ』を知ったのです。11月に初めて知り、わたし自身でeラーニングのカリキュラムを全体の8割ほど受講してみました。その内容はとてもわかりやすく、わたし自身にも有益でした。
 『ビジログ』はこれから社員に周知させ、受講をスタートさせます。利用したいと思っているのは、eラーニングと双方向ライブのカリキュラムです。eラーニング受講は各自の都合のいい時間に合わせて自主的に行ってもらい、双方向ライブ受講は勤務時間内に受講してもらいます。社会人基礎力やキャリアビジョン、そしてコミュニケーションや営業スキルを基礎から学ぶ場がなかったので、NEWGATEの人財育成の大いなる一歩になるものと期待しています。

活気があり、一人ひとりの社員が自立する組織が理想

人材紹介事業部部長
宗久 亮介氏


 わたしはNEWGATE設立3期目の2016年に中途入社し、今年4年目を迎えます。業務は人材紹介事業8名のリーダーですが、これから始める『ビジログ』研修の責任者も務めます。
 これまでのNEWGATEの採用では、わたしのような中途採用がほとんどでした。人によって年齢、性別、職歴はさまざまで、なかにはCDを出したこともある元アイドルもいますし、元フリーターもいます。さまざまなキャリアがあるので、入社するとまず必要なのが業務に慣れていただくこと。そのために入社してすぐに座学による研修を行なっています。
 職歴がさまざまなので、会社の理念を共有した後は、挨拶や名刺交換、メールの打ち方など、基本的なビジネスマナーから教えます。その後は教育担当の先輩を付けてOJTによって教育していきます。
 その他に月1回の全体ミーティングを開いており、社会人として必要なコンプライアンス研修などはこのミーティングで行っています。
 しかし、これからは新卒採用が増えていきます。NEWGATEの新卒採用は3年前に始まり、2017年に2名、2018年に1名を採用しました。そして2019年4月には11名が新卒入社します。このように多数の新卒社員を一人前に育成するには、これまでのOJTだけでは足りません。またOJTでは、教える先輩社員によるばらつきが出ます。社会人の基礎、営業の基礎はOJTとは異なる方法で教える必要があります。
 わたしが『ビジログ』に期待するのはそこです。『ビジログ』にはキャリア・オーナーシップ、社会人基礎力、専門知識の3つの分野があります。キャリア・オーナーシップでは自らのキャリアビジョンを振り返ることができるでしょう。社会人基礎力では人に評価される社会人に必要な資質と能力を知ることができるでしょう。そして、専門知識ではビジネスマナーやコミュニケーションなどのビジネススキルを学ぶことかできます。
 『ビジログ』の受講は、みんなが同じカリキュラムを受講して職場の話題になり、互いが刺激し合うようになれば理想的です。そうなれば自ずと活気が生まれ、一人ひとりの社員が自立する組織に成長していけるでしょう。

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著者プロフィール

HRプロ編集部

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