精神障がいの特性を知り、生産性を上げるマネジメント 〜メンタルレベルマトリクスを使った、雇用管理のコツ〜

HRサミット2018/HRテクノロジーサミット2018講演録

最近になって、精神障がいの方々の雇用が取りざたされる機会が多くなりました。しかし、多くの企業では障がい者雇用に関する知見が蓄積されておらず、マネジメント手法も確立されていません。精神障がいをお持ちの方々が安心して働ける職場を作り、定着率を上げ、同時に生産性をも向上させていくためのノウハウとは、どのようなものでしょうか。

講師

  • 佐藤 謙介

    佐藤 謙介氏

    パーソルチャレンジ株式会社 執行役員(特例子会社領域担当)兼 雇用支援事業部 ゼネラルマネジャー

    新卒で(株)インテリジェンス(現パーソルキャリア(株))に入社。企業の採用支援に従事。独立を経て、行政機関での障がい者雇用アドバイザーを経験。2012年より現職。障がい者領域において、延べ100種類以上の業務と、300名以上の雇用を生み出してきた。


「第7回日本HRチャレンジ大賞」奨励賞を受賞

 パーソルチャレンジ株式会社執行役員の佐藤謙介です。本日は精神障がいの特性を知り、生産性を上げるマネジメントというお話をさせていただきます。実は昨日、当社の取り組みが「日本HRチャレンジ大賞」の奨励賞を受賞しまして、授賞式に参加させていただきました。受賞内容は、本日お話させていただく内容がほぼすべてです。本日の新聞の社説欄にも載せていただき、社会からの注目度の高さに少し驚いております。

 “見える化”が、本日のメインテーマです。障がいをお持ちの方、特に精神発達障がいをお持ちの方々を雇用する上で非常に重要なテーマです。実はこの“見える化”ができればできるほど、精神発達障がいををお持ちの方々は非常に楽になると我々は思っております。皆様も、精神に障がいをお持ちの方の雇用を進めていらっしゃるかもしれませんが、仕事を任せても品質が安定しないとか、そもそもコミュニケーションをとること自体が難しいとか、体調不良で出勤がままならないとか、そんなことがあるのではないかと思います。当社では、そうした方々を組織的にどうマネジメントしていけばいいのかを考えてきました。そして、組織でマネジメントすることによって、専門家の方々の力に頼らなくても一緒に働くことができる、ということをテーマにお話をさせていただきます。

 当社は特例子会社なので、もしかしたら「それは特例子会社だからできるんじゃないの」と感じられる部分もあるかとは思います。皆様の会社でもいきなりすべてができるようになる必要は全くないと思っています。スタート段階では、後ほどご紹介する“見える化”の初期段階を実践されるだけでも、精神障がいをお持ちの方にとってはずいぶん働きやすくなったと感じられるはずです。

“職場にある不安”を解消することが生産性向上の第一歩

 最終的に企業が求めているのは生産性の向上だと思います。生産性の向上と“見える化”がどうつながるのか。精神発達障がいをお持ちの方を雇用することの難しさは、まず体調が安定しないことです。安定しないので休みがちになったり、仕事に来ていただいているのにモチベーションやスピードが上がらない、指示をなかなか理解できない、ということが起こっています。
 その一番の原因は、職場の中に不安というものが存在しているからだと、我々は考えています。こういった状態を我々は「メンタルダウン」と呼んでいますが、不安があるとメンタル面から調子を崩してしまい、体調を安定させることが難しくなっていきます。
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2018/9/19-9/21開催

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