大企業のフォローは採用ホームページへの誘導から

インターンシップに参加した学生へのフォロー内容(今後の予定を含む)を複数選択で回答してもらったところ、全体では「エントリー受付開始を案内」が40%でトップ、次いで「早期選考会を案内」と「採用ホームページを案内」が32%で並ぶ結果となりました[図表8]。以下、「会社・工場見学を案内」29%、「別のインターンシップを案内」28%、「OB/OG懇談会を案内」25%と続きます。インターンシップを実施する目的の一つとして、学生に就職先の企業候補として早期に認識してもらうこととともに、企業からすれば採用広報解禁前に自社に関心を持つ学生の母集団を確保し、早くから選考を開始し、ひいては内定出しも他社に遅れたくないとの思いがあります。「早期選考会を案内」する企業は、今後さらに増えてくるものと思われます。
第83回 花盛りの1Dayインターンシップ ── 果たしてその内容は
インターンシップ参加者のフォロー内容を企業規模別で見てみると、規模によって対応が異なることが分かります[図表9]。大企業では「採用ホームページを案内」(44%)が最も多く、次いで「別のインターンシップを案内」が「エントリー受付開始を案内」(共に38%)と並びます。中堅企業では、「早期選考会を案内」と「会社・工場見学を案内」が共に44%で、共に32%の「採用ホームページを案内」と「エントリー受付開始を案内」を大きく上回ります。中小企業では、「エントリー受付開始を案内」が48%で突出しており、次点の「別のインターンシップを案内」(26%)とは20ポイント以上の差があります。次いで「採用ホームページを案内」「早期選考会を案内」「OB/OG懇談会を案内」が共に24%で並びます。
第83回 花盛りの1Dayインターンシップ ── 果たしてその内容は

早まる採用ホームページの開設時期

この記事にリアクションをお願いします!