印象の良くないリクルーター・社員とは

HR総研では、「印象の良かった」だけでなく、「印象が良くなかった」企業とその理由も調査しています。ここでは、企業名は横に置いておいて「印象が良くなかった理由」だけを見てみたいと思います。

・上から目線だった。学歴がない学生を馬鹿にしていた
・印象が暗く、いっしょに働きたいと思うことができなかった
・仕事へのやる気が感じられない
・対応が遅かった
・特にその会社の良いところなどを自信持って話をしてなかった
・疲れている人が多い印象だった。会社の方針について質問したがはぐらかされたと感じた
・また連絡すると言っていたのにその後連絡がこなかった
・機嫌悪そうな顔をする社員が多かった気がします。むしろバカにされたとよく思います
・流れ作業のように感じた
・若手社員が質問に答えられなかった
・対応が雑だった。質問をしても、質問内容とずれた返答だった
・質問に対して、真摯(しんし)な回答ではなかった
・質問がしにくい空気だった
・他社を批判する姿勢が残念だった
・明らかに選考と関係のある面談だったのに選考に関係がないと言い張っていた
・マナーや振る舞いに品がなかった
・偉そう。話を聞いても質問で返してくる
・頭ごなしにすべて否定してくる
・インフルエンザで欠席する電話をした際、名前も確認されず切られた
・態度がものすごく悪かった

 悪印象の理由では学生への対応・態度の悪さを挙げる学生が多くなっています。対応・態度が合格点でも、さらにきめ細かい就活支援が加わらないと、高評価にはつながりづらいようですね。
リクルーターや社員の印象が、就職志望度にどの程度影響したかを聞いたところ、文理ともに4割程度の学生が「非常に影響した」と回答し、「影響した」とする回答も含めると、8割前後の学生が「影響した」と回答しています[図表3]
第80回 2018年卒学生が選ぶ、印象のよかった「リクルーター・社員」「面接官」とその理由
インターンシップ、採用ホームページ、セミナー・会社説明会等を通じて築いてきたイメージや入社志望度を、リクルーターや社員の印象次第でさらに高めることもできる一方、一部の社員の誤った対応によっては、学生の志望度をリセットしてしまうリスクもあることを認識していただく必要があります。学生の前面に送り出すリクルーターや社員の人選には細心の注意を払うだけでなく、学生への対応方法についても方針・指導を徹底することが重要です。

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