企業の枠組みを超えたチームでリアルな社会課題を解決する 〜異業種混合型リーダーシップ開発「ALIVE」プロジェクトとは〜

HRプロ編集部取材×注目人事トレンド

ビジネス環境が急速なスピードで変化する中、リーダーシップを発揮しながら事業や組織を牽引し、課題を解決していく力が多くの企業で求められている。そうした能力・経験は文化や価値観が異なるダイバーシティ環境の中で芽生え、育まれるものも少なくはないだろう。
2017年10月4日、そうしたリーダーシップを育成するためのプロジェクト「異業種混合型リーダーシッププログラム ALIVEプロジェクト」の後期がスタートを切った。これから3か月間にわたり実施される本プロジェクトの初回となる「Session 1」には、9社60名からなる様々な企業の次世代のリーダー候補が集まり活発な議論が行われた。

業界・業種を超えて課題を解決する…異業種交流プロジェクト「ALIVE」とは

ALIVEプロジェクトとは、ひとことでいえば、さまざまな業界・業種を超えて集まったチームでリアルな社会課題を解決するためのプロジェクトである。

もともと、サントリー食品インターナショナルにおいて「自社のリーダーを育成するためには、他の企業の社員と交流して意見をぶつけ合うような取り組みが必要」と考えたことをきっかけに、グローバルリーダー育成プログラムの一環として、2016年、ALIVEプロジェクトの前身である「モルツプロジェクト」が発足した。

「モルツプロジェクト」を運営したサントリー食品インターナショナルの当時人事部の庄司弥寿彦氏に、答申先・各社人事部から翌年以降の継続を望む声が多く寄せられ、また社会に眠る課題と企業・企業人を大規模につなぐというプログラムの社会的意義を感じ、ボランティアスタッフとして関わっていた合同会社こっからの墨健二氏・巴山雄史氏および日本郵便畑俊彰氏により、非営利団体での継続的な運営の検討が始まった。

ALIVEプロジェクトに参加しているのは、普段は企業に勤めている20〜40代前半前後までの社会人だ。普段は所属企業で培われた文化・価値観の中で就業している彼らが、他社の同世代たちとチームを組み、ひとつのことを成し遂げることで、大きく成長していくことが期待されている。

企業人事も支援。「社会貢献」と「リーダーシップ育成」がキーワード


ALIVEプロジェクトの目的は2つある。ひとつは、「リアルな社会課題への貢献」だ。答申先から提示された課題は、まさに今リアルで起こっている問題である。チームの皆でその課題を解決すべく取り組み、成果を出す。もうひとつは、「自身のリーダーシップを育む」こと。プロジェクト内では振り返りの時間を設け、個々人が自身の強みや弱み、思考のクセを自覚し、リーダーとしての成長につなげるのである。

もうひとつの側面として、運営事務局のスタッフには多く企業人事が参加している点も特徴としてあげられる。同プロジェクトの趣旨に賛同した、自社の次世代リーダー育成のために研修プログラムとして活用している、他社人事から誘いを受けたなど参加のきっかけ・目的は様々だが、一様に企業・業種を超えた異業種交流が参加者の成長につながるという確信を持ち、それを支援するスタンスで参加しているのだ。


ALIVEプロジェクト全体のスケジュールは以下の通り。

Session 1:テーマ理解(テーマプレゼンテーション&チームビルディング)
Session 2:課題の本質を探る(2日間でフィールドワーク&ショートプレゼンテーション)
Session 3:提案をまとめる(2日間でフィールドワーク&中間プレゼンテーション)
Session 4:提案を伝える(2日間で最終プレゼンテーション&振り返り)

今回の答申先は、一般社団法人エル・システマジャパン、いけばな草月流、音楽座ミュージカルの3団体だ。9社60名の参加者はそれぞれの答申先の担当者とともに1チーム5名前後のチームを作り、それぞれのチームは3つの答申先のグループに分けられる。今までまったく違う人生を歩んできた者同士が協力し合い、時にぶつかり合いながら、それぞれの団体が持つ課題の解決に向けてこれから3か月間取り組んでいく。

ALIVEのFacebookページはこちら
https://ja-jp.facebook.com/alive0309/

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HRプロ編集部

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