日本企業の進出先として人気の高いベトナムで今起きている問題とは?
ASEAN主要国の中でも、最高水準の実質成長率(2018年は7.08%)を誇るベトナム。タイを抜いて、インドシナ半島最大の輸出国となり、日本を含め諸外国から多くの投資を呼び込んでいる。昨今では、米中貿易戦争の影響で中国からの生産シフトがプラスに働き、また高い生産能力に安い労働力をテコに成長を続けている。しかし、民営化が思うように進んでいないことや、人件費の高騰、コンプライアンスの欠如等、懸念点も見逃せない。
グループガバナンス強化には内部監査と子会社の「見える化」
ベトナム子会社のガバナンスを強化し、シナジーを最大限生み出すための方法とは?それは「内部監査」と「海外子会社の見える化」だ。ガバナンス強化及び内部監査の具体的手法、そしてクラウドを利用した会計の見える化を、ベトナム駐在の専門家が解説する。