KDDI株式会社 エンジニアリング推進本部 教育・人財育成担当の門脇充輪子氏を招き、グローバルビジネスで通用するビジネススピーキング力強化の取り組みと、日本英語検定協会が社会人向けに開発したビジネススピーキングテスト「GCAS(ジーキャス)」導入の経緯や活用事例についてご紹介します。
多くの企業において経営課題となっている「グローバル人材の確保」をテーマに、育成・採用の両面から課題解決のヒントを提供します。国内企業のグローバル人材確保に関するコンサルティング経験が豊富な、株式会社ジェイエイシーリクルートメント 海外進出支援室 室長(チーフアナリスト)の佐原賢治様より、獲得競争が激化する人材市場の動向と、採用成功の秘訣を講演いただきました。
なかでも最も測定が難しいとされるスピーキング能力について、AIを用いた採点の信頼性に関する最近の研究結果をケンブリッジ大学英語検定機構の研究者(博士)より説明いただきました。
音声認識、機械学習などの技術が急速に進歩する中で、スピーキングテストの音声自動採点が普及しつつありますが、自動採点技術を評価するための裏付けとなる検証研究はまだ始まったばかりです。
ビジネスパーソンのスピーキング力向上のための英語研修
■Drive Your Business Speaking Course
日本英語検定協会が主催のコースです。少人数(最大4名)でのグループレッスンを行います。
特徴:英語スピーキング力 CEFR B1程度からB2へのレベルアップを目標とした研修。ネイティブ講師による細かな個別フィードバックで課題と学習方法を明確化。
こんな方におすすめ
・ビジネスの場で意見提案したいが、言葉に詰まる。
・立場を踏まえた表現力が乏しい。
・プレゼンがスムーズに運ばない。
ビジネスでの総合的な英語力を測るオンラインテスト
■Linguaskill Business (リンガスキル ビジネス)
特徴:
<グローバルビジネスで求められる英語力を測定>
・Linguaskill Businessは、欧州のみならず、東南アジアや中国など世界中で採用されており、現在、国際的なビジネス環境におけるコミュニケーションの英語力を評価する柔軟なオンラインテストツールとして、50ヵ国の企業や団体で、採用における評価やグローバル人材育成として人材の長所と短所の把握のために活用されている、世界各国に認められたテストです。
<グローバルスタンダードのCEFRに基づく評価>
・Linguaskill Businessは、ビジネスシーンで求められる英語でのコミュニケーションスキルを測定するテストとして、出題内容は、広範囲な職種に対応可能な、ビジネスに特化したコンテンツで構成されています。
・CEFR(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)
CEFRは、語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、分かりやすく包括的な、透明性の高い基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て策定されました。現在、広く欧州域内外で使用されてます。
<Linguaskill Businessが選ばれる4つの理由>
・最短3営業日で試験結果を通知 -受験から通知までの時間短縮により効率的なスキル測定を実現
・個々の英語力に応じた出題形式 -Reading & Listeningテストは受験者の英語のレベルに合わせたアダプティブな出題形式
・正確で信頼性のある判定結果を提供 -Writingテストは蓄積された膨大なデータに基づきアルゴリズムを開発。自動採点により、客観的かつ一貫性をもった評価が実現
・短時間でスキル測定を実現 -オンライン形式により、4技能を最大2.5時間で測定。受験者の働き方に合わせて、企業・団体様ごとにテストの開始時間や受験会場を柔軟に設定いただけます。
ビジネスを動かす英語力を測る対面型スピーキングテスト
■GCAS(ジーキャス) for Business
特徴:
<面接官との対面型スピーキング試験>
GCASの試験方式は、面接官との一対一の対面式スピーキング試験です。目の前にいる面接官に対して、適切な英語表現でプレゼンを行い、与えられた課題にベストの対応をしていく試験内容は、グローバルビジネスパーソンに要求される英語力を測るのに適しています。
対面型試験のメリット
・ビジネス現場に近い ーオンラインの試験とは異なるビジネスの交渉現場に近い臨場感のあるシチュエーション
・コミュニケーション力を重視 ー相手の反応を見ながら表現を変えることや、相手の反論に対する対応力を測定可能
・ネイティブによる面接 ー認定・トレーニングを受けたGCAS面接官資格を持つ面接官による1対1の試験
・評価の正確性 ー実際に対話した面接者も評価に加わることにより、現場での伝わる英語力を評価
<GCASの評価観点>
GCASでは、「English Language Skills 【ELS】」のみならず、「Business Performance Skills 【BPS】」の2つの観点で評価します。これにより、単なる英会話力にとどまらない、ビジネスに直結する実践的英語力を測定できます。
GCASで求められる英語力
GCASでは「ビジネスを動かす英語力」、すなわち、データを分析し説明できる英語力や相手の反論に対応できる英語力等、ビジネスで求められる実践的英語力を評価します。プレゼンテーションやロールプレイを通じた面接官との対話、応答を通じて、これらの実践的英語力を測定します。
Score Report とフィードバック
GCASでは、ビジネスパーソンが、実践的な英語力を身につけるための手助けとして、詳細なScore Reportを提供します。Score Reportにおいては、BPS、ELSのスコアに加え、観点別、設問別のCEFRスコアもご提供します。これにより、自分の弱点が、基礎的なスピーキング力なのか、英語での分析能力、プレゼン能力なのかを把握できます。
またStudy Tipsにおいては、特に弱い分野についての学習アドバイスが記載されており、実践的な英語力習得のヒントを得ることができます。
上記の詳細はこちらからご確認いただけます