内々定出し時期のさらなる早期化

2019年卒採用は3月1日の広報活動開始、6月1日の選考活動開始にてスタートしました。本スケジュールに変更されてから3年目となりますが、実際の活動状況は例年にも増して早期化しています。実際に、3月の広報活動開始までにエアリーフレッシャーズクラウドを導入した企業数は、昨年と比べ約2.3倍にも増えており、エアリーフレッシャーズクラウド導入企業の42%は2月以前に導入していることから、内々定出しの時期は前倒しの傾向にあることがわかります。
学生側の調査結果を見ても、内定保有率は毎月1日時点で年々増加傾向にあり、内々定出し時期の前倒しを裏付けています。

辞退率の増加など新卒採用活動が難しくなる中、データに裏打ちされた採用活動を

本年度の調査では、全ユーザに対する辞退者の割合が約15.61%となり、昨年と比べ約1.6ポイント上昇するという結果となりました。学生の内々定保有社数の平均値も、昨年に比べ増加していることから、新卒採用市場全体で辞退率が増加していることがわかります(2018年9月発表 株式会社マイナビ 2019年卒マイナビ大学生内定率調査による)。

また、2019年卒採用活動における採用課題として、「辞退学生が増加している」ことが前年より増加傾向にあり、売り手市場による学生の辞退率の増加が新卒採用において大きな課題となっていることがいえます(2018年9月14日発表 ダイヤモンド就活ナビ2020 2019卒採用・就職活動の総括: http://www.diamondhr.co.jp/report/index2 による)。辞退率の増加に伴い、「内定の歩留まりが読みにくい」ことも大きな悩みとして回答を集めており、学生の心境把握が難しく辞退リスクの見える化が困難となり、辞退率増加に繋がってきていると考えられます。

このように新卒採用活動が難しくなる中、エアリーフレッシャーズクラウドでは、累計4,000社 35万人以上の内定者によるエアリーフレッシャーズクラウドの利用を分析し、辞退可能性の高い学生を検知する内定辞退予備群発見機能をはじめ、学生の心境把握をサポートいたします。実際に、エアリーフレッシャーズクラウド導入企業に対するアンケートでは、辞退防止に効果があったと回答した企業は98.6%にものぼり、新卒採用活動における辞退率の増加が大きな課題として取り上げられる中、辞退防止において効果を発揮していることが言えます。

また、データに裏打ちされた採用活動をさらに実現していくため、この度、エアリーフレッシャーズクラウドではアクティブレポートプランおよび作業代行プランのご提供を開始いたしました。
アクティブレポートプランでは、学生のサイト上の行動を定量的に分析し、学生の辞退リスクについて、自社の学生同士での相対比較を可能にします。累計4,000社 35万人以上の内定者によるエアリーフレッシャーズクラウドの利用を活用した内定辞退予備群発見機能と合わせて評価することで、これまで以上に精緻な辞退リスクの見える化が可能となります。辞退リスクの見える化により、辞退リスクの高い学生に対して、辞退申告の前にフォローを実施し辞退防止につなげたり、今後の内々定出しの数を精緻に先読みすることができるようになります。また、蓄積されたデータは次年度以降の採用活動にも活用でき、データに裏打ちされた、属人化しない採用活動の実現を可能にします。

作業代行プランでは、辞退防止を目的とした自社理解促進のための情報配信や辞退者への辞退理由のヒアリングを代行いたします。実際に、2019年卒の採用活動における課題として、採用にかかるマンパワーと回答した企業が76.4%と最も多く、新卒採用における大きな課題となっていることがわかります。採用活動におけるマンパワー不足により、内々定者に対する辞退防止のフォローが実施できず、辞退率が増加してしまうことを防止するため、当社にて辞退防止における作業を代行し、採用活動に専念していただけるようサポートいたします。

2020年卒採用についても、フォローの長期化やマンパワー不足、辞退率の増加など、厳しい環境になることが予想されます。エアリーフレッシャーズクラウドでは、勘と経験だけに依存しない、データに裏打ちされた採用活動を実現するために、アクティブレポートプランや作業代行プランの提供をはじめ、より有益なサービスとなるように、引き続きサービス品質の向上に努めてまいります。
【EDGE株式会社】2019年卒新卒採用内定者 約3万人の状況を分析 『内定辞退調査結果』