アフターコロナの研修はどうなる?オンライン研修でも効率を上げる方法とは?(前編)

新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、企業の人材育成は新入社員研修を中心にオンラインの普及が急速に進みました。
後、新型コロナウイルスの今後の見通しがつかない中で、テレワークと同様にこの変化は企業に定着しつつあります。
今回は教育研修担当者が知っておきたいアフターコロナにおける研修や、オンライン研修のメリット・デメリットと効率を上げるポイントについて、前編、後編に分けて紹介します。

目次

アフターコロナの研修はどう変わる?

新型コロナウイルスの影響は社員の働き方を大きく変えました。
新型コロナウイルスの見通しが不明瞭な中、アフターコロナを見据えて、教育研修担当者はなにを考え、なにをすべきか考えていく必要があります。

厚生労働省では、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表しています。
その中で働き方の新しいスタイルとして、テレワーク・リモートワークやローテーション勤務、時差通勤、オフィスでのソーシャルディスタンス、オンラインでの会議や名刺交換、対面での打ち合わせは換気とマスクの着用などを奨励しています。

研修においてもアフターコロナの時代には、新しいスタイルに変わっていく事が必要でしょう。
アフターコロナを見据えた研修は次の5つの変化が予測されます。

・在宅勤務(テレワーク)の広がりによって、オンラインを活用した研修が拡大する。
・モチベーションを維持させるためにコミュニケーションを図ることで帰属意識(エンゲージメント)が上がる。
・生産性を向上させるために取り組むべき課題が多く存在するため、研修の内容も課題に合わせていく必要がある。
・「管理型」から「共感型」へマネジメントの形が変わる。
・OJT研修においてもオンライン研修が実施されるテレワーク時代の人材育成手法へ変化していく。

オンライン研修と比較する集合研修のメリット・デメリット

新型コロナウイルスについての対策は、世界的にも決定打がなく終息が見つからない中、研修においてもソーシャルディスタンスの確保と、密集・密接・密閉のいわゆる3密の防止が必要になるでしょう。

集合研修では、3密の防止は難しく、コロナを契機として集合研修からオンライン研修へのシフトが起こっていく事が考えられます。
ここでは、オンライン研修のメリット・デメリットを集合研修と比較しながら紹介します。

<メリット>

オンライン研修
・場所にとらわれず参加可能。交通宿泊費や、移動時間にかかる人件費などコスト削減ができる。
・講師や会場などの差が出ないため、社員に行う研修の品質に差が出にくい。
・確認テストをなどによって参加者の習熟度をリアルタイムで把握でき、その場でフィードバックできる。

集合研修
・対人コミュニケーションやロールプレイングなど、ワークの制限がない。
・社員が実際に会場に集まって研修することで、対話や刺戟が生まれ、建設的な発想やイノベーションにつながる可能性が高まることが期待できる。
・講師が目の前にいるので、疑問があったらその場で質問することができる。

<デメリット>

オンライン研修
・デバイスや安定したインターネット環境が必要。実施できるワークが限定される。
・緊張感が薄れる。受講者同士の交流がない。

集合研修
・会場の確保が必要。交通宿泊費や移動時間の人件費が発生する。
・発言者が限られる。講師の目の行き届く範囲に限界がある。

双方のメリットを生かした「ブレンディッドラーニング」

アフターコロナの時代においては、集合研修からオンライン研修へのシフトが起こっていく事が考えられますが、集合研修ならではのメリットも多く、オンライン研修だけでは補いきれない部分も出てきます。

そこで、解決策として考えられたのが、ブレンディッドラーニングという研修方法です。
ブレンディッドラーニングは、オンライン研修と集合研修の双方のメリットをそのまま「いいとこどり」しつつ、デメリットを解消することが可能な画期的な教育手法です。

具体的には、次の3つのパターンが考えられるでしょう。
・事前学習や机上で学ぶ研修はオンライン研修で実施し、その後集合研修でしか実行できない内容の研修を集合研修で実施する。
・上記のオンライン研修と集合研修を経た後、オンラインで参加者が相互につながりながら一定期間学習を継続する。
・初めに集合研修を行い、その後オンラインでフォローアップの自己研修を継続する。

いずれにしても、アフターコロナにおいて育成施策の効果を最大化するためには、集合研修の代替としてオンライン対応を行うのではなく、育成目的に沿って最適な手法を組み合わせて学習を検討することが重要です。

前編まとめ

・新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、企業の人材育成は新入社員研修を中心にオンラインの普及が急速にすすんだ。

・集合研修では、3密の防止は難しく、コロナを契機として集合研修からオンライン研修へのシフトが起こっていく事が考えられる。

・アフターコロナの時代においては、集合研修からオンライン研修へのシフトが起こっていく事が考えられるが、集合研修ならではのメリットも多く、オンライン研修だけでは補いきれない部分も出てくる。

・ブレンディッドラーニングは、オンライン研修と集合研修の双方のメリットをそのまま「いいとこどり」しつつ、デメリットを解消することが可能な画期的な教育手法である。

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