e-ラーニング・LMSの選び方は?比較のポイントや自社に合ったシステムの決め方とは(前編)

LMS(学習管理システム:Learning Management System)はeラーニングなどを運用するときに基本となる、人材育成を支援する強力なプラットフォームです。
近年、学習そのものを扱うだけではなく、受講生の学習促進やモチベーション維持のため、教育担当者からの学習指導や受講生間のコミュニケーションを可能にする機能なども実装されています。

今回は複数あるe-ラーニング・LMSサービスの選び方のポイントを前編、後編に分けて紹介します。

目次

e-ラーニング・LMS選び方のポイント

e-ラーニング・LMSサービスは、多くのベンダーから提案されており、人事担当者はその中から自社に合ったシステムを選択しなければなりません。
選択にあたっては、自社が何のためにシステムを採用するかという目的を明確にしなければならないでしょう。

選択にあたっては基準が必要ですが、一般的には下記の4点があげられるでしょう。

・機能
・導入効果、導入実績事例
・サポート内容
・費用(価格)

実際にe-ラーニング・LMSサービスを選ぶ際に最も注意したいポイントは、互換性でしょう。
eラーニング・LMSには「SCORM(スコーム)」という標準規格があります。
互換性を考えた場合、SCORM(スコーム)規格のe-ラーニング・LMSを選択すべきです。
たとえばLMS の変更を採用した場合でも旧のLMSで運用したeラーニングコンテンツとその履歴を新たに導入した新しいLMSに移すことが可能です。

新たにe-ラーニング・LMSサービスを選択する際には、まずプラットフォームとなるSCORM(スコーム)規格のLMSの検討からスタートするのが良いでしょう。
LMS採用予定のベンダーのeラーニングコンテンツのラインナップを確認し、希望のものがない場合でも、原則他のベンダーのSCORM(スコーム)規格のeラーニングコンテンツを選別することは可能であるはずです。

他にも下記の3点も選び方のポイントになります。

長期的な視点で選ぶ

e-ラーニング・LMSサービスを選択する際には、自社の現在の状況や課題に合わせて選択していくわけですが、将来的にニーズが変化しないとは限りません。
現在の状況に合うシステムの選択をする一方で、中長期的な視点も重要です。

時代の変化が激しく将来的な見通しが立てにくい時代において、中長期的な視点でシステムを考えた場合、解決策となるのはシステムの拡張性でしょう。
拡張性のあるシステムであれば、時代の変化に合わせていくことが期待できます。

必要な機能を選ぶ(多機能がいいとは限らない)

e-ラーニング・LMSサービスを選択する基準に機能があります。
システムを選択する際には、各社の機能を比較するわけですが、機能と費用(価格)のみの比較で、多機能だが価格が安いという視点に走りがちです。
しかしながら、あくまでも「自社に必要な機能」という視点を忘れないことがポイントになります。

受講する社員にとっての使い勝手を考える

e-ラーニング・LMSサービスを選択する場合に人事担当者が気をつけたいのが、人事担当者の視点で機能や使い勝手を考えてしまう点です。
e-ラーニング・LMSサービスを活用するのは、受講者である社員や、機能によっては現場での育成担当がいることを忘れてはなりません。

最近のe-ラーニング・LMSサービスでは、パソコン上だけでなくスマートフォンでも受講が可能なプランも増えています。
社員視点で考えると、スマートフォン画面での使い勝手の良さも重要な選択基準になるわけです。

【参考】LMSとは?e-ラーニング学習管理システムの機能・メリット・比較方法
【参考】LMSとは?eラーニングの学習管理システムLMSの機能を紹介

自社の要件を決めるには

人事担当者は多くのベンダーの提案から自社に合ったe-ラーニング・LMSサービスを選択しなければなりません。
そのために注意したいポイントは次の3点です。
3点のポイントを踏まえながら人事担当者は実務的な、教材コンテンツやシステムの開始時期などを検討すべきでしょう。

利用目的の明確化

e-ラーニング・LMSサービス導入を検討する前に、システムを導入するそもそもの目的を明確にしておくことが大切です。
目的が明確になっていないと、単なる学習提供に留まりやすく、従業員のスキルアップや業務反映効果が低くなります。

会社の中長期のビジョンや戦略、人材育成方針などを踏まえる

プラットフォームとなるLMSサービスは一度導入すると現実的には変更することが難しいのが現状です。
会社の中長期のビジョンや戦略、人材育成方針などを踏まえて、本当に必要なもの、成長が望めるものを選択する必要があるでしょう。

eラーニングの利用者は誰か

自社課題に対して最適な形でeラーニング・LMSサービスを活用するには、誰(どの部門)が主管となり、どんなテーマで、誰を対象にしてeラーニングを活用するか、しっかりと目的に合わせて最適化した教育プランを練る必要があります。

【参考】社員教育をもう一度見直す!効果が出るe-ラーニングの選び方

まとめ

・LMS(学習管理システム:Learning Management System)はeラーニングなどを運用するときに基本となる、人材育成を支援する強力なプラットフォーム

・e-ラーニング・LMSサービスの選択基準は、機能、導入効果・導入実績事例、サポート内容、費用(価格)の4点

・e-ラーニング・LMS選び方のポイントは「長期的な視点で選ぶ」「必要な機能を選ぶ」「受講する社員にとっての使い勝手を考える」3点

・自社の要件を決めるには「利用目的の明確化」「会社の中長期のビジョンや戦略、人材育成方針などを踏まえる」「eラーニングの利用者は誰か」の3点がポイント

e-ラーニング・LMSの選び方は?具体的な比較表の作り方と最終的な検討事項まとめ(後編)に続く

【著者プロフィール】
「ラーニング・イノベーションLABO」編集部
人事領域において人材開発やDX・ITにおけるクリティカルな情報をお届けします。
また、人事担当者の方々が日々抱える人材育成、人材開発における課題を整理し解決していくメディアを目指しています。
人材開発の先にある、社員の方一人一人の自己開発型人材の実現を目指し気づきと学びを提供するべく情報をお届けしていきます。
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