タレントマネジメントシステムの機能と導入事例から分かるメリット・デメリット

人事業務においてタレントマネジメントの取り組みを実施する企業にとって、大きな課題のひとつとなってくるのが、膨大な人材情報を扱うことによる業務負担の増加です。
そのため、タレントマネジメントを推進する際には、自社の規模やニーズに合わせて、実行支援ツールである「タレントマネジメントシステム」の導入を検討することが望ましいとされています。
今回は、タレントマネジメントシステム導入に、どのようなメリットとデメリットがあるのか、事例とあわせてまとめました。

目次

タレントマネジメントシステムの主な機能

タレントマネジメントシステム導入のメリットとデメリットを紹介する前に、タレントマネジメントシステムの主な機能をみていきましょう。
タレントマネジメントシステムでは、従業員のデータを集約し一元管理できる機能が最も基礎的で必須です。
情報は一元管理ですが、複数の管理者がログインできるように設定すれば、人事部以外の各支社や部署でもデータ作業が可能となります。

タレントマネジメントシステムの主な機能としては、下記の9つがあげられます。
・社員情報管理機能
・組織管理機能
・目標管理機能
・業務経歴管理機能
・人事評価機能
・スキル管理機能
・診断機能
・アンケート機能
・分析機能

【参考】タレントマネジメントシステムを取り入れてすぐに始めるべき企業とは

タレントマネジメントシステム導入のメリットとデメリット

タレントマネジメントシステムを企業が導入する最も大きいメリットは、膨大な人材情報を扱うことによる業務負担増加の支援ツールとして使える点です。
導入企業のなかには、適性や満足度、モチベーションの変化が見えるようになった企業や離職率の低減につながった企業などもあります。
タレントマネジメントシステム導入はメリットだけではありません。ここでは、タレントマネジメントシステム導入のメリットとデメリットをいくつかの事例をもとに紹介します。

タレントマネジメント導入のメリット

・人事業務の業務効率化
タレントマネジメントシステムの基礎となる、従業員のデータを集約し一元管理できる機能は、多岐にわたる人事業務の効率化を可能とします。
さらに、前述したタレントマネジメントシステムの多くの機能は、採用、研修、人事評価などのように、シーズンごとにスケジュール感をもって対応していかなければならない業務や、デイリーやマンスリーで行う社員の給与や勤怠などの業務にも活用することができます。
タレントマネジメントシステムによる、従業員のデータの集約と一元管理は、個別に管理されていた採用から育成、異動、抜擢など一連の人材サイクルを最適化し高効率化できます。

・データによる客観的な評価、社員のモチベーションアップ
タレントマネジメントシステムの導入は企業だけでなく社員にとってもメリットがあります。
タレントマネジメントシステムによってデータによる客観的な人事評価が行われることで、社員のモチベーションアップがはかれます。

・個々の能力の把握、パフォーマンス最大化
タレントマネジメントシステムの導入によって、社員の目標、業務経歴、人事評価、スキルなどの情報を一元管理し、個々の能力を把握し分析することができます。
その結果を活用することで、最適な人材配置やプロジェクトの人選などが可能となり、社員のパフォーマンスの最大化が期待できます。
さらに、詳細かつ客観的なデータに基づいた人材選定が可能なため、新しいポストや新しい事業などにも最適な人材を配置できます。

・人材育成や人材抜擢が会社の方針をもとにシステマティックに実現出来る
タレントマネジメントシステムによってデータを一元管理できるようになることで、会社の方針を統一感をもって、人材育成や人材抜擢に活かすことが可能になります。

・定性的な情報のみでなく日々の個々のデータを収集、蓄積することができる
タレントマネジメントシステムの導入によって日々の個々のデータを収集、蓄積することができます。
蓄積されたデータは、今後に向けての課題や問題点を解決・改善するための重要な数値となります。

・幹部候補の把握
タレントマネジメントシステムのデータを活用することで、幹部候補となる優秀な人材を把握することができます。
開発効果の高い人材に対して集中的な教育を実施することで、次世代リーダーなど幹部候補を計画的に早期育成できるのです。

タレントマネジメント導入のデメリット

・導入コストがかかる
タレントマネジメントシステムの導入にはコストがかかります。導入にあたっては、企業規模や状況に合わせて費用対効果を考えなければなりません。

・正確なデータが集まらない
タレントマネジメントシステムに正確なデータを集約するためには、社員が導入目的を明確に理解し、社内の各部署から正確な情報が集まる必要があります。
タレントマネジメントシステムの意義や導入目的が、社員や現場担当者に理解されないまま、導入されてしまうと、正確なデータが集まりません。

・従来の制度からの変革による社内の混乱
タレントマネジメントシステムの導入は、従来の制度からの大きな変革を伴うことがあります。
社員や現場担当者に理解されないまま、導入されてしまうと、従来の制度からの変革による社内の混乱を招く可能性があります。

【参考】タレントマネジメントシステム導入で注意すべきポイントを解説

まとめ

・タレントマネジメントシステムの機能は社員情報管理、目標管理、人事評価機能など様々だが、従業員のデータを集約し、一元管理できる機能が最も基礎的で必須
・タレントマネジメントシステムの導入企業のなかには、適性や満足度、モチベーションの変化が見えるようになった企業や離職率の低減につながった企業などもある
・システム導入により、採用から育成、異動、抜擢など一連の人材サイクルを最適化、詳細かつ客観的なデータに基づいた評価等ができる

【著者プロフィール】
「ラーニング・イノベーションLABO」編集部
人事領域において人材開発やDX・ITにおけるクリティカルな情報をお届けします。
また、人事担当者の方々が日々抱える人材育成、人材開発における課題を整理し解決していくメディアを目指しています。
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