人材マネジメントの課題解決はタレントマネジメント!人事戦略のPDCAサイクル例を紹介


ビジネスの現場では、たとえば営業部門でも、生産部門でも、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Act)という「PDCAサイクル」を回すのが当たり前です。
しかし、人事や組織改革の分野に限っては、計画と実行止まりのことも多いのが現状です。
たとえば、採用に多大な労力やコストをかけ、人材確保に腐心していても、採用後に検証を行っている企業は少ないのです。

従業員の能力を最大限引き出し、継続的なキャリア形成が可能になれば、企業の戦力自体が向上していくと考えられます。
人事や組織改革の分野においてもデータを積極的に活用し、データの分析にもとづいてPDCAサイクルを回しながら、よりスマートに意思決定を行う必要があるでしょう。
そのための手法として注目されているのがタレントマネジメントです。
今回は、タレントマネジメントで実現する人材戦略のPDCAサイクルについて解説します。

目次

人材戦略に重要なタレントマネジメント

タレントマネジメントとは、部門や組織がバラバラな状態で持っている、従業員の能力や資質、才能を表すタレントやスキル、経験などのデータを一元管理して運用することで、組織横断的に戦略的な人事配置や人材開発を行うことです。
タレントマネジメントのデータ管理や運用に実行には「タレントマネジメントシステム」をツールとして使用するのが一般的です。

戦略的な人事配置や人材開発が順調に推移することで、従業員のキャリアや能力、モチベーションがアップし、一人ひとりの生産性の向上が期待できます。
タレントマネジメントの導入によって、日本企業が抱える大きな課題である、少子高齢化による人材不足やグローバル化対策なども可能となります。

政府が推進する働き方改革の中でも、従業員がモチベーショを維持して、個々のタレントを十分に発揮できる環境を作ることが重要な課題だとして、企業に対応を求めています。
働き方改革の後押しもあって、企業のタレントマネジメント導入が徐々に進んでいます。

従業員がモチベーショを維持して、個々のタレントを十分に発揮できる環境には、適材適所の配置が実行されることが重要です。
そのためには、従業員の能力や資質、才能を表すタレントやスキル、経験などのデータを一元管理できるタレントマネジメントが有効なのです。
タレントマネジメントによって明らかになった根拠によって適材適所の配置が現実となるのです。

【参考】タレントマネジメントシステムの機能と導入事例から分かるメリット・デメリット
【参考】HRサミット2014タレントマネジメントで会社を変える

タレントマネジメントで行う人事戦略のPDCAサイクル例

タレントマネジメントによって、従業員がモチベーショを維持して、個々のタレントを十分に発揮できる環境を作ることができますが、タレントマネジメントで行う人事戦略は、大前提として、企業のビジョンや目標を達成すための経営戦略の一部でなければなりません。
タレントマネジメントで行う人事戦略は、結果として企業のビジョンや経営目標の達成に貢献しなければならないのです。

タレントマネジメントによって、従業員のタレントを活用した人事配置や従業員の人材開発をする際には、前段階で、企業のビジョンや経営目標の達成に紐づいた「どのような目標」のためにタレントマネジメントを使うのかを考える必要があります。

タレントマネジメントのデータ項目例

タレントマネジメントでは、部門や組織が持っている従業員に関するさまざまなデータを可視化して一元管理します。
データ項目としては下記の項目などがあります。

・顔写真
・各部門での仕事内容
・部門を超えたプロジェクトでの仕事内容
・人事評価制度での目標、評価
・従業員に対する上司などの評価、評判

タレントマネジメントで行うPDCAサイクル例

タレントマネジメントで行うPDCAサイクルの一例を紹介しましょう。

・(Plan)【課題抽出・対策立案】採用・育成計画書の作成
経営戦略上「どのような目標」のためにタレントマネジメントを使うのかが決まったら、人事戦略上で必要な人材とのギャップを確認します。
スキルや能力が不足していたら、今いる人材を成長させるか、時間をかけられない場合には新たな人材を採用するなどの計画を立てます。

・(Do)人材の採用・配置
人材の確保と育成計画が立てられたら、タレントを適材適所に配置し、活用します。

・(Check)人事評価・レビュー
適切な評価をし、それを業績や人事に反映させることで、タレントのモチベーションを高めます。

・(Act)異動・能力開発
必要に応じて教育体制等の見直しを行います。

タレントマネジメントで行うPDCAサイクルの運用ツールとしても「タレントマネジメントシステム」が採用されています。

まとめ

・ビジネスの現場では、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Act)という「PDCAサイクル」を回すのが当たり前だが、人事や組織改革の分野に限っては、計画と実行止まりのことも多いのが現状
・人事や組織改革の分野においてもデータを積極的に活用し、データの分析にもとづいてPDCAサイクルを回しながら、よりスマートに意思決定を行う必要がある
・タレントマネジメントとは、部門や組織がバラバラな状態で持っている、従業員の能力や資質、才能を表すタレントやスキル、経験などのデータを一元管理して運用すること
・従業員がモチベーショを維持して、個々のタレントを十分に発揮できる環境には、適材適所の配置が実行されることが重要です。そのためには、従業員の能力や資質、才能を表すタレントやスキル、経験などのデータを一元管理できるタレントマネジメントが有効
・タレントマネジメントによって明らかになった根拠によって適材適所の配置が現実となる

【著者プロフィール】
「ラーニング・イノベーションLABO」編集部
人事領域において人材開発やDX・ITにおけるクリティカルな情報をお届けします。
また、人事担当者の方々が日々抱える人材育成、人材開発における課題を整理し解決していくメディアを目指しています。
人材開発の先にある、社員の方一人一人の自己開発型人材の実現を目指し気づきと学びを提供するべく情報をお届けしていきます。
Recommend おすすめ記事
サムトータルのソリューション
人材の可能性を引き出したい!
今いる社員を大事に育て、組織を強くしたい。
サムトータルのラーニングと人材開発ソリューションで
「教育と育成によって進化する組織」を実現します。
サムトータルのソリューション詳細はこちら
ラーニングを中心とする人材育成ソフトウェア 変化する社会と仕事のためのソリューション
PAGE TOP