「Self・Developing・Organization(自ら・開発する・組織)」を加速する、スマホ世代を意識したタレントマネジメント

サムトータル・システムズ株式会社

一昨年、6万タイトル以上のビジネススキル・コンテンツを持つスキルソフト社と合併したサムトータル・システムズ社。業界を牽引するリーダー2社がひとつになってできた、新たなコンセプトは「Self・Developing・Organization(自ら・開発する・組織)」の実現だ。
同社は欧米で定義された「ミレニアル世代」(‘75~‘80年以降に生まれた世代)、つまり、これからビジネスの中心を担う「PCよりスマホ」という世代に合わせ、まったく新しいシステム『SumTotalWinter2016』を開発した。それは、自分自身で進化する組織を実現するソリューション。
従業員の自己開発能力をタイミングよく刺激することで、自発的・継続的に人材が育成される。そして組織力が自動的に向上し育っていくという、自己成長組織を作るための仕組みだ。

目次

モチベーションのあがらない
社員教育とPDCA が回らない目標設定

これまでの社員教育のソフトウエアは、最初からカリキュラムが決まっていて1~3年ほどの取り組みが一般的だった。新入社員はやる気に満ちて意欲的かもしれないが、翌年、翌々年と慣れてくると、次第に退屈に感じてモチベーションが下がってしまうという問題が発生する。特にコンプライアンス学習は必須であり、社員教育の必要性は誰もが認めるところだろう。しかし「現場の方が学ぶことが多い」「以前と変わり映えしない」などと感じ、与えられたものを仕方なくこなすだけという状況に陥りかねない。バージョンアップされるシステムそのものも、使いやすさが向上することはあっても、基本的なコンセプトは同じ。教育環境を提供する側も、「ニーズはあるのに、その内容はマンネリ化・停滞気味」というジレンマがあった。
タレントマネジメントという考え方は、2000~2010年頃にかけて浸透した。しかし、賞与などの評価に必要なため、機能的に提供されているだけということも実際には多くみられる。
目標設定では、各社員が4月~翌年3月までの目標を設定し、1年間のゴールを決めたものを実際の成果や行動から評価する。しかし、年度初めに多くの時間をかけても、次第に忘れてしまい、1~2月頃にはほとんど覚えていなかったり、1年近く前の自己評価や目標設定なので、ポイントがずれていたりしてしまう。さらには、上司も期末の忙しい時で負担が大きい。本来は、有効なフィードバックで本人のパフォーマンスを改善し、モチベーションを高めつつ次の目標設定に繋げていく、いわゆるPDCAを回していくのがあるべき姿だ。しかしこれが回っていないのである。

タレントマネジメントとeラーニングをどう連動させるか

そんな中、日本でも必要性が認識されてきたのが「サクセッション・プランニング(後継者育成)」だ。これは、人材を評価し、将来をシミュレーションして、後継者の育成計画に繋げようというもの。個人のポテンシャル(素養・能力・スキル等)、将来の幹部候補としての潜在能力の有無などをデータとして追加していく。期初にゴール設定して期末に評価する「パフォーマンス・マネジメント」と、その人がポテンシャルを持つ人材となるかを評価して投資や教育を行う「サクセッション・プランニング」。この2つのデータの活用がタレントマネジメントといえるかもしれない。
評価には、他にも上司だけでなく部下や同僚、他部署の社員など、さまざまな角度から評価を行う「360度(多面)評価」などがある。意欲向上や組織力向上にも繋がるとされるが、それも評価の一つでしかない。
人材を育成し、評価し、さらに育成していくために必要なことは、評価と教育との連動だ。タレントマネジメントとeラーニングをどう連動させるのか。eラーニングだけでは、残念ながら個人の評価はどうなっているのか分からない。「タレントマネジメントだけを導入してラーニングは自分で」では育成に役立つシステムにはなっていない。
連動のあるべき形は、実はこれまであまり考えられてこなかったのである。

その必要性に対して早くから解決策を提供してきたのがサムトータル・システムズ社だ。同社は以前、ラーニングのプラットフォームはコンテンツのない状態で提供し、ユーザーが作っていたコンテンツをサポートするという形式だった。しかし一昨年、6万ものコンテンツを持つスキルソフト社と合併したことで、ユーザーがすぐに使えるように最初からコンテンツが入ったシステムを提供できるようになったのである。
合併後は両社のノウハウを活かして、時代のニーズを先取りすべく新たに導き出されたコンセプトが「Self・Developing・Organization(自ら・開発する・組織)」の実現だ。社員の自己開発能力をタイミングよく刺激することにより、自発的・継続的に人材が育成される。その結果、組織力が自動的に向上して育っていくという仕組み。
つまり、自己開発型組織の実現である。そのコンセプトを決定するうえで、大きく関係しているのがスマホ世代の動向だった。

‘75年以降生まれの「ミレニアル世代」
「PCよりスマホ」というニーズに応える

2000年前後、スマホの登場はインタ―ネットの世界を劇的に変えた。そのコア的ユーザーとなるのが欧米で定義された「ミレニアル世代」。1975年から1980年以降に生まれた世代を指すので、ちょうど大卒~40才くらいのまさに働き盛りである。特に20代は、PCを使っていなくてもITネットアクセスやSNS的アクセスを日常的に使いこなし、ITを使ったコミュニケーションは他の世代と全く異なる。例えば「PCは所有していないが、IT系企業に勤めている」ということも珍しくない。
IT業界は少し前までは、社内サーバーに各社員がPCでアクセスして業務をこなしていた。しかしそれが、今や一般的ではなくなりつつある。スキルソフト社も、IT企業でありながら、PCを使わずにスマホだけで仕事に取り組むことがあるという。サムトータル・システムズ社の平野社長は、アメリカのオフィスを訪問して大きなカルチャーショックを受けたという。
そうした状況を踏まえ、「Self・Developing・Organization」をコンセプトにした新しいシステムづくりは始まった。
これまでのシステムにスマホを追加するという発想ではなく、最初からスマホ・ユーザーをターゲットとした開発をしたのである。ユーザインターフェースを最初にスマホで構築し、スマホで表現できるものをPCで表現するという順だ。
たとえば、最初からスマホでデザインするとなると、小さな画面で使いこなすためにはPCのようなメニューから入るのでは使い勝手が悪い。直感的に使いたくなるような工夫が必要なのだ。サムトータル社の開発チームはシリコンバレーへ行き、有名なUIデザイン会社に相談した。スマホ的ということに加えて、いわゆる企業の教育システムにありがちな退屈さを解消し、お仕着せでなく「なぜ教育が必要か」を意識させ、モチベーションアップに繋がるようなもの。ひと世代前とは違った、ミレニアル世代に合ったものを作ることを第一に考えた。

ミレニアル世代の特徴と自己成長意欲を満たすタレントマネジメント

ミレニアル世代が求めるものには、大きな4 つの特徴があるという。
それは、「①私を知ってほしい」「②私の気を引いてほしい(楽しませてほしい、興味を喚起してほしい)」「③私を向上させてほしい(向上心を持っている)」「④褒賞を与えてほしい(きちんと働くけれど収入も多くほしい)」というものだ。
「会社が必要不可欠と考える教育はあるけれど、それは最小限。あなたのために、あなたが欲している教育が受けられる環境を提供します」というように、社員にとって魅力あるものを提供する。自主的に取り組んでもらうことで、ボトムアップ的に組織も向上していくことが可能になるというアプローチだ。そこから導き出したのが「Self・Developing・Organization」。自分自身で進化する組織を実現するソリューションというわけだ。
タレントマネジメントでは、これまではゴールを設定して他者が評価するというフローだった。これが「自分のこういう能力を活かし、成長した時にこうなりたい」というような、他者が評価するというよりも自己評価、自己成長意欲を記してもらい、それに合った新しいコンテンツを提供するといった方式に変わっている。自発的な内容に基づいた教育内容や人材育成プラン、自己開発型組織を作るためのプランを盛り込んでいく。これが、「Self・Developing・Organization」の最も大きな特徴だ。

コンセプトは「Self・Developing・Organization」
自ら・開発する・組織――の実現

こうしたコンセプトをもとに生まれたのが、まったく新しいシステム『Sum Total Winter 2016』。 検索エンジンもその中身も、従来のものとは大きく異なっている。検索性を重視するため、グーグル検索のようなインターネット的な検索エンジンを採用している。例えば、ある研修をどの社員に受けさせるか考えるときや、管理者が新しい教育コースを開発したときなどに、ターゲットになる社員のプロファイルをデータ投入しておく。そうすれば、検索エンジンでキーワードを入れると、相応しい候補者がヒットするのだ。
また、今後も増えていくことが予想されるのが教材ビデオである。画像なので従来の検索エンジンでは引っかからないが、画像に対してキーワードを設定できる機能を追加した。タイトルや章立て以外に、研修の中身でも検索できることは、斬新でありメリットが大きい。 
スキルソフト社は教材開発の会社であったため、ビデオ検索の必要性を早くから感じていた。ビデオ教材をタグ付する仕組みを新規開発し、今後さらなる進化を目指している。
すでに欧米では大きな評価を得ている『Sum Total Winter 2016』。日本語版もこの4 月に出荷した。

サムトータル・システムズ株式会社
代表取締役社長 平野 正信

IBMの開発エンジニア、日経マグロウヒル社(現日経BP 社)記者、ハイペリオン日本法人代表、 レッドハット・アジア担当VP などを経て現在に至る。
記者としての人脈、ソフトウエア全般、会計、人事などの ITソリューションなどの豊富な経験を生かし、業界のビジョナリーとして活躍。明快な説明に定評がある。

Top Interview
当社の歴史は古く、前身の会社は設立が1984年。それからもう30年以上になります。
統合人事ソリューションを提供するベンダーとして、フォーチュン500社の半数以上が導入するなど、世界160カ国、大小さまざまな3,500企業にご利用いただいております。
『SumTotalWinter2016』の開発は、一昨年秋のスキルソフト社との合併がきっかけといえます。2つの会社が一緒になってから、その戦略・方向性をどうするのかを検討してきました。スキルソフト社はeラーニングやタレントマネジメント分野のパイオニアであり、6万タイトル以上の体系化されたビジネス・スキル・コンテンツを有しています。合弁するからにはeラーニングの先進的な戦略を――と、PCよりスマホというミレニアル世代を意識しながら、「Self・Developing・Organization(自ら・開発する・組織)」の実現をコンセプトにまったく新しい製品をつくり出すことができました。
スマホで使うことを第一に想定しているので、若い人にも馴染みやすい『SumTotalWinter2016』。PCがなくても使えるということは、システムの利用法の可能性が広がるということにも繋がります。これまでの使い勝手は、メニュー選択で目的のところへ到達するのに5回ほどクリックしなければなりませんでしたが、これをワンタッチで行えます。ログインしてメニューから順番に選んで――という方法だったのが、検索エンジンの窓が最初の画面に表示され、キーワード検索で教育コンテンツを表示することができるのです。
例えば「新入社員」と入力するだけで新入社員向けの研修コンテンツがたくさん出てくる。グーグルで検索エンジンにキーワード入れると、合致するものがヒットして一発で答えが出るようなイメージです。
これまでのシステムとは圧倒的に異なるとして、国内外で大きな反響をいただいています。欧米ではすでに導入され、日本語版も4月に出荷しました。グローバル化やダイバーシティ推進などのために、この斬新なシステムをぜひ体験いただけたらと思います。

Profile
商号:サムトータル・システムズ株式会社
代表者:代表取締役社長 平野 正信
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-4-2 アーバンプレム渋谷4 階
設立:2001 年
事業内容:最新のIT 技術を利用して、企業や組織におけるプロフェッショナルな人材を育成するための環境とノウハウを提供。 
具体的なコンテンツをあらかじめ6 万タイトル以上用意
URL:http://japan.sumtotalsystems.com/

■お問い合わせ
 マーケティング Tel: 03-6823-6400
         E-Mail:marketing@sumtotalsystems.com

Recommend おすすめ記事
サムトータルのソリューション
人材の可能性を引き出したい!
今いる社員を大事に育て、組織を強くしたい。
サムトータルのラーニングと人材開発ソリューションで
「教育と育成によって進化する組織」を実現します。
サムトータルのソリューション詳細はこちら
ラーニングを中心とする人材育成ソフトウェア 変化する社会と仕事のためのソリューション
PAGE TOP