HRサミット2016 モバイル世代を大きく伸ばせ!組織がどんどん自己成長する仕組み

目次

モバイル世代を大きく伸ばせ!組織がどんどん自己成長する仕組み ~自分自身で進化する組織とは~

サムトータル・システムズ株式会社 セールス・ディレクター 大友 伸介 氏 スマホと新しいITインフラで育った世代が求めるシステムを実現するためには、ビッグデータ化と使いやすさが不可欠な要素となる。これらを土台とした、新しい人材育成システムにより、みんなが気持ちよく働ける職場作りをサポートし、「自分自身で進化する組織」を作り上げる新しいシステムを解説する。

モバイルの普及とコミュニケーション・ツールの歴史

最初にモバイルの普及とコミュニケーション・ツールの歴史を振り返ってみたいと思います。みなさんはポケベルを覚えておられますか? 簡単なメッセージを表示するツールです。登場したのは1990 年代で、中学生だった僕も使っていました。固定電話が主流だった時代に、画期的なモバイル情報ツールとして使われました。 それから携帯電話やPHSが普及していきます。2000年代に入ると、若年層のWeb/ITリテラシーが変化し、チャットや電子メールが一般化しました。 とくにこの約10年の変化は激しく、様々なツールが登場しました。 LinkedIn、 Facebook,、Twitter、LINEなどのSNSが普及し、YouTube、ニコニコ動画、Vimeoなどに誰でも動画を発信できます。Skype、FaceTimeなどで安価なネット通話やビデオ通話も可能です。Web会議も普及しました。 多くの人はスマホによってこれらのツールを使っているのですが、考えてみるとスマホが登場してから、まだ10年経っていないのです。 iPhoneがアメリカで発売されたのは2007年、日本でiPhoneG が販売されたのが2008年、私がiPhone3GS を買ったのは2009年。それ以降に使い始めた人も多いはずで、ほんの少し前のことです。しかし今スマホはなくてはならないツールになっています。 モバイルの普及がコミュニケーションを変えたのです。

サムトータル・システムズは世界一の統合人事ソリューションベンダー

さて、次にサムトータル・システムズについて紹介させていただきます。サムトータルはe ラーニングで世界トップシェアを持ち、先進のタレントマネジメントを提供する世界一の統合人事ソリューションベンダーです。約30年の実績を持ち、6700社強の顧客を持ち、フォーチュン500企業の65%強が利用しています。160ヶ国、29ヶ国語に対応し、従業員数2500名、事業拠点は16ヶ国です。 歴史は1984年に遡ります。この年にMicrosoft社共同創立者だったポール・アレン氏が設立した会社がサムトータルの始まりです。ちなみにポール・アレン氏は、2015年3 月に戦艦武蔵を発見したことで話題になりました。 日本への進出は2001年です。日本法人の名前はサムトータル・システムズですが、アメリカ本社は2014年にSkillSoft社とSumTotal Systems社が合併し、社名はSkillSoft社になっています。

成功のために必要なのは人事戦略

この10年間に社会は大きく変わってきました。組織の成功のために必要な戦略も変化します。成功のための最重要な戦略と問われれば、多くの人は「事業戦略」だと考えるでしょう。しかしBrandon Hall Groupの調査によれば、30%の企業がもっとも必要なのは「人事戦略」だと回答し、「事業戦略」は20%に過ぎません。 その人事戦略の中でも最大の課題は「忠誠心と団結力」で、87%の経営陣は、従業員が企業カルチャーをいかに受け入れるかを最大の課題として認識しています。続いて多いのは「従業員の問題解決力の向上」であり、64%のCEO が、スキルの高い従業員の育成を優先課題として上げています。

総人口と生産年齢人口が減り、成功に導く人材が不足する

人事戦略を考える前提として人口動態があります。日本では人口の減少が始まっており、2100年の総人口は5000万人と推計されています。これは明治末の人口規模です。 総人口が減ると同時に、日本の生産年齢人口(15歳から64歳)の割合は、2060年頃まで低下し、50%台になります。もっとも生産年齢人口の減少は日本だけの現象ではなく、世界的な傾向です。日本だけでなく世界的に労働力の確保が難しくなるのです。 グローバル経済は今後も拡大し続けるでしょうが、人材は不足します。マッキンゼーは、2020年に組織を成功に導く人材がグローバルで8500万人も不足すると予測しています。

ミレニアル世代の台頭が職場環境の変化をもたらす

人口だけでなく、異なる世代の増大が職場環境に変化をもたらします。現在職場にいる世代を大きく分けると、最年長のシニア層が「ベビーブーマー」です。 第2次大戦後に生まれた世代で、50歳代後半から70歳前後です。 「ジェネレーションX」はケネディ政権(1961年)からベトナム戦争終結(1975年)までに生まれた世代で、50歳代前半から40歳前後の層です。 この2つの世代はPCなどの情報ツールとの接触が、若年期になかったか、あるいは少なかった世代です。しかし1975年~ 80 年以降に生まれた「ミレニアル世代」は若い頃から情報ツールに親しんできました。 ベビーブーマーは職場から退場しかけており、ジェネレーションXもこれから減っていきます。ところが職場のミレニアル世代はこれからも増大し続け、2020 年までに全労働力の半分を占めます。かれらの価値観は先行世代の価値観と異なり、39%は「自分のタレントと仕事が合わない」と考えています。このミレニアル世代への対応がこれからの職場に求められているのです。

ミレニアル世代が求めているのは「自分の存在」の認知

ミレニアル世代はモバイル世代とほぼダブっており、ITやWebリテラシーに長けています。そして先行世代と異なる欲求を持っています。かれらは「自分の存在」を認知して欲しいのです。かれらは自分を「知ってほしい」、「気を引いてほしい」、「向上させてほしい」、「褒賞を与えてほしい」と欲しています。 モバイルツールに慣れているので、職場で支給されるツールが低いスペックだと、すぐに辞めてしまうでしょう。自分を高める機会が少ないと、エンゲージメントが薄れモチベーションを失って辞めてしまうでしょう。褒賞もお金だけでは満足しません。注目し褒めてあげなくてはいけません。

ミレニアル世代のワークスタイル・仕事環境

ミレニアル世代が多数になる職場は変わっていかねばなりません。ミレニアル世代が求めるワークスタイルは「通勤よりも仕事」です。スマホなどの携帯端末が当たり前の存在になっているミレニアル世代は会社に出てくるということを重視していません。携帯端末をもって飛び歩く──つまりリモートオフィスがミレニアル世代のワースタイルを語るキーワードです。日本のサムトータルはオフィスを持っていますが、海外のブランチではリモートオフィスが一般的です。日本でもリモートオフィスを採用する企業が増えるでしょう。 リモートオフィス化が進んだ場合、大事なのはジョブの明確化、仕事の評価基準と期待される成果の明確化です。 基準の明確化にともない、自己管理能力とコミュニケーション能力の育成も重要になります。これらの施策を実行するために不可欠なのが、コミュニケーション・ツールとネットワーク技術の活用です。 キーワードで整理すると、グローバル化(距離を問題にしない)、仮想化(場所を固定しない)、組織構造のフラット化、ダイバーシティとコンプライアンス――が挙げられます。

「自ら・開発する・組織」の実現

サムトータルのもっとも大きな顧客がウォルマートです。その創業者サム・ウォルトン は「成功するためには、まず、教育だ(In order to be successful we must first train our people)」という言葉を残しています。ではどのように教育すればいいのでしょうか? 従業員の自己開発能力をタイミング良く刺激することです。その刺激により、自発的・継続的に人材が育成され、組織力が自動的に向上していくのです。 大切なのは「個人ごと」に最適化された今後の推奨キャリアパスを示すことです。個人ごとに自己開発の機会を明確に設け、それを簡潔に実行できる教育環境を提供すれば人は育ちます。「チームとの密な連携・協力関係」も重要です、チームの中で継続的・生産的にビジネスを推進するリーダーが育成されるのです。 そして成果に対する報奨をコミットし、従業員との信頼関係を構築することで、組織の機動性、発展性、促進性が実現されていくのです。

「自ら・開発する・組織」を実現するサムトータル・ソリューションの特長

「自ら・開発する・組織」を実現するのがサムトータル・ソリューションです。タレント・エキスパンションスイートは、elixHRプラットフォームに構築されており、「従業員を把握して成長させるタレントソリューション」、「あらゆるニーズに対応する堅牢な学習ソリューション」、「簡単に管理および計画するための従業員ソリューション」という3 つのソリューションが実装されています。 本年度製品(Winter 2016)では従業員一人ひとりが、自発的に学び自然に成長していく仕組み大幅に強化しました。 まずモバイル対応を基本にビジュアルを刷新し、操作性と簡潔性を大幅に向上させて使いやすくしました。タレント・プロファイルによるラーニングとタレント機能を完全に統合し、ラーニング推奨機能とコンテンツ推奨機能を搭載して、もっと楽しく学ぶ方法、学びたくなる仕組みにしました。

ビッグデータ解析を活用しお薦め機能を搭載

これまでの社内システムは、毎回、メニューを見て同じ操作をしなければならず、面倒でした。しかしWinter2016は、システムがユーザーの操作を覚え、使えば使うほど操作が減っていくようになっています。 お薦め機能も搭載しました。ネットショッピングではユーザーのニーズや好みを覚えて、お薦め商品を表示してくれます。Winter2016にも同様の機能が搭載されています。 あなたがこういう仕事をしているなら、こういうことを知っていた方がいいんじゃないかという感じで、お薦めのコンテンツが出てくるのです。ユーザーの趣味も把握して、仕事と関係ないお薦めコンテンツが出てくるようにすることもできます。 これはWinter2016がビックデータを活用しているからです。ビックデータを活用するテクノロジーが発達し、人事に関しては、その人のデータを全部入れてしまうということができます。そのビッグデータを解析すると、お薦め学習プログラムが提示できるのです。

成功の鍵は人事が握り、人材市場は拡大

伝統的な人事は新たな改革を余儀なくされています。改革が迫るのはモバイルや新世代の台頭、世の中の劇的な変化です。ビジネスモデルの急激な変化、新手法を次々に編み出す競争相手、テクノロジーによる世の中の変化、広範囲で専門的なスキルが欠乏。変化への対応が不十分な中で、「労働力の質を如何に高めるか」という課題を解決しなくてはなりません。 そのためのソリューションがサムトータルのタレント・エキスパンションスイートです。組織の能力の成長を簡略化し、従業員の理解、異動、能力開発、昇進、報奨に役立つ革新的ソリューションを従業員が活用できるようにします。 世界的にも人材市場は拡大し続けています。世界のLMS(学習管理システム)市場は、現在の40億ドル(5000億円)から、2020年に110億(1兆3200億円)ドルに急伸すると予測されています。世界のTM(タレントマネジメント)市場は、現在の50億ドル(6000億円)から、毎年17%の成長が見込まれています。世界のe ラーニング市場は、2010年に320億ドル(3兆8400億円)だったものが、現在1070億ドル(12兆8400億円)にまで成長しました。 企業の成長のために個人が育たなくてはなりません。しかしミレニアル世代に伝統的な育成手段は嫌われます。 自発的に学ぶ仕組みを構築しなくてはなりません。そのための有力な選択肢がサムトータルのレント・エキスパンションスイートです。

2016年10 月 4 日~ 6 日開催 HRサミット 2016内にて

大友 伸介氏 サムトータル・システムズ株式会社 セールス・ディレクター エンジニアとしてキャリアをスタートするが、様々な教育現場に携わる中で個々の人材と組織の関連性に興味を抱き、2011年にサムトータル社に入社。企業だけでなく学校の教育現場等に赴くなどをしながら国内外の人材教育についても学び続けている。現在は、人材の育成・管理のコンサルタントとしてタレントマネジメント製品に関わっている。
【著者プロフィール】
「ラーニング・イノベーションLABO」編集部
人事領域において人材開発やDX・ITにおけるクリティカルな情報をお届けします。
また、人事担当者の方々が日々抱える人材育成、人材開発における課題を整理し解決していくメディアを目指しています。
人材開発の先にある、社員の方一人一人の自己開発型人材の実現を目指し気づきと学びを提供するべく情報をお届けしていきます。
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