オンボーディングとは?コロナ感染拡大化の今、リモートワークで効果的に実施する時のポイントとは

少子高齢化による労働生産人口の減少で人材不足が社会問題となっている近年、自社で採用した従業員に適切なプログラムの研修・訓練を提供し、手厚くサポートしていく「オンボーディング」に注力する企業が増えています。

企業の文化や理念・ビジョンに沿った考え方を共有したり環境を整えたりすることで、入社後の従業員がすぐにでも活躍できる雰囲気や制度をつくり上げることが目的です。

新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワーク・テレワークの導入が進む中、従業員の即戦力化や早期離職の防止策となるオンボーディングを、企業はどのように取り入れるのがいいでしょうか。

コロナ禍で実施すべき企業の効果的なオンボーディングについて、取り組み方のポイントを解説します。

オンボーディングとは何か?

オンボーディングとは、人材不足で企業の採用活動がますます重要な課題となっている現在の日本において、採用した従業員に素早く活躍してもらうよう、プログラムなどを通して研修などを行い、組織全体でサポートしていく取り組みです。

英語では「on-boarding」。航空機や船などに乗っている状態の「on-board」から派生した言葉で、設定した目的地に向かって搭乗している様子を表しています。

新たに入社する従業員は、組織内の人間関係を構築しにくかったり、業務やルールに戸惑ったりなど、あらゆる課題に直面することが考えられます。
期待と不安を抱く従業員がいち早く組織や仕事に慣れて即戦力として活躍できるように、最適な研修プランを立ててフォローしていくオンボーディングは、企業が取り組むべき重要な施策といえるでしょう。

オンボーディングのメリット

企業と従業員の双方にメリットが生じるオンボーディング。
具体的にはどのようなプラス面が存在するのか、それぞれのメリットを以下にまとめました。

従業員のメリット

入社後、手厚くサポートされている実感が湧けば、会社に対して愛着が芽生え、モチベーションの向上につながります。
また、最適な人材育成研修で知識を習得すれば、自信を持って業務に取り組めるため、早い段階から最大のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
エンゲージメントはますます高まり、組織やチーム内の結束も強くなっていくはずです。

企業のメリット

入社した従業員が即戦力となることで企業に活気が生まれ、ビジネスの成長のための生産性向上に期待ができます。
自社のイメージアップや採用活動時のアピールポイントになることもメリットの一つです。
また、1on1ミーティングやメンター制度(社内におけるリアルな悩みを傾聴し、的確なアドバイスを行う支援活動)や、各種研修などのていねいなサポートによって従業員のエンゲージメントを高め、早期離職を防げれば人材が組織内に定着し、採用活動にかかる時間や費用を抑えることにつながるでしょう。

オンボーディングのプロセスとは?

オンボーディングの具体的なプロセスで重要なのは、最初に「目標」を設定することです。
従業員が組織内でどのような成果を上げるのか、そのためには何が必要で、いつまでに達成すべきかなど、細かくプランを立てていきます。

企業と従業員でその計画を共有し、実現までのサポートを徹底して行うこともオンボーディングの重要なポイントです。
一人ひとりの進捗率を把握し、プラン通りのスケジュールで問題ないかを定期的に見直します。課題が発生した場合は速やかにプランを変更し、組織全体で従業員をフォローする仕組みをつくりましょう。

育成研修で振り返りの時間を設けること、また、困ったときに相談できる環境や体制を整えることも大切です。良好な人間関係が構築できるようランチや会食などの機会を活用し、従業員が発言しやすい機会を設けるなど、組織内の雰囲気づくりも欠かせないでしょう。

コロナ禍で取り組みたいオンボーディングのポイントとは?

新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークやテレワークが増加し、在宅勤務となった従業員へ実施できるオンボーディングについて、多くの企業が課題としている状況です。
業務の遂行や人材教育の難しさなどが浮き彫りになるなど、在宅作業によって生じた、対応すべき問題は多岐にわたります。

しかし、コロナ禍のオンボーディングに失敗したと感じる理由の多くは、オンライン化によるコミュニケーションの不足です。
同期や組織内でコミュニケーションをとる手段を強化した上でオンライン研修を行えば、OJTのフィードバックやグループワークなど意見交換の場が充実し、解決すべきさまざまな問題点を話し合うことができるでしょう。

また、理解度を確認するITツールやオンボーディングツールの活用とともに、従業員を孤立させないメンタルヘルス対策も重要です。
コロナ禍でのオンボーディングには、従業員一人ひとりの不安を解消するケアがますます大切になるでしょう。

コロナ禍のオンボーディングで実施したい具体策は、以下になります。

●人材育成のオンライン研修(スキルアップ研修)を充実させる。
●OJT形式とグループ形式の研修を並行して行い、従業員に発言の場を設ける。
●上司が日報などでそれぞれの進捗を把握し、業務に負担がないか確認する。
●ITツール・オンボーディングツールなどを活用し、従業員の理解度を把握する。
●業務以外の相談場所を設けるなど、質問の窓口を増やす。
●メンターや人事部との定例会を設定するなど、メンタルヘルス対策を充実させる。

組織内で日常的に声掛けし合い、サポートすることはもちろん、方向性の共有や理念・ビジョンの確認などを積極的に行うこともポイントです。

まとめ

◆人材育成などの充実した研修制度で従業員の満足度が高まれば、自然と帰属意識が生まれ、離職率の低下やモチベーションの向上につながる。

◆人手不足の課題を解消させ、即戦力として自社に定着してもらうためには、従業員に寄り添ったオンボーディングを実施することが大切となる。

◆コロナ禍で大きなポイントとなる「コミュニケーションの強化」に注力し、従業員にとって最適なサポートを行う。

【著者プロフィール】
「ラーニング・イノベーションLABO」編集部
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