【2021年度最新版】コロナ禍での企業の人材育成の課題と解決策について徹底解説


新型コロナウイルスの感染拡大により、日本企業のデジタル化・オンライン化が加速しました。
さまざまな企業が、半ば必要に迫られるかたちで、試行錯誤しながら改革を進めている状況です。
ウィズコロナ時代の新しい生活様式を取り入れるため、オフィスでの密を避け、稼働する場所にとらわれない「テクノロジー改革」は急務となっています。

企業成長にとって大切な「人材育成」についても同様です。
従来行ってきた自社社員の育成方法を見直し、オンラインによる満足度の高い社員研修を目指す必要が出てきました。

オフライン研修からICT(情報通信技術)を活用した研修へ、急速に変化するコロナ禍の人材育成には、どのような考え方・取り組みが必要でしょうか。
今回は、オンラインにおける社員の育成方法、また、その際に取り入れたい研修方法などもあわせて解説します。

目次

オンライン業務に一定の成果

新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務対応となった多くの企業は、自社の業務がテレワークやリモートワークなどのオンラインに切り替わっても「ある程度の成果は出せる」と感じているのではないでしょうか。

社員のネットワーク環境やセキュリティー問題などが生じることはあるものの、このままデジタル化を推進すべきと考える企業は多いでしょう。

そこで採用されているのが、オンライン上での「人材育成」です。
これまでは対面など、オフラインで集合し、行ってきた社員の育成研修を、オンライン上で完結するよう、制度を移行していく必要が生じてきたからです。

オンラインで人材育成、課題も浮き彫りに

人材育成のオンライン化のひとつとして、企業研修におけるツールにインターネット上で社員の受講履歴を一括管理できる「eラーニング」などを活用する企業が増えています。
eラーニングは、研修教材がサーバーにあるため、企業側は必要に応じてすぐに情報を改変でき、常に最新版を全社員に届けることができる、有効なシステムといえるでしょう。

一方で、eラーニングは、オンライン学習形態として一般化してきたものの、プラットフォームとしてはまだまだ成長段階であり、活用するには企業側の工夫も必要となりそうです。

企業がeラーニングなどのオンラインの研修を強化し、人材育成につなげるためには、大きく分けて以下の3つが課題となっています。

1.研修の仕組みを強化

これまで対面、もしくは集まって行っていたインプット型の研修を、オンラインで各自が習得できるように設定すると、浸透させたい「新たな知識や情報」を企業側が一方的に詰め込む結果になることがあります。
社員教育のデジタル化を進めたことで満足し、その成果の振り返りが十分できていないという課題が起こり得るのです。

そんな課題の解決策として、研修のパーソナライズ化があります。
具体的には以下の取り組みが考えられます。

・アダプティブラーニング(個人に合わせた研修方法)を徹底するために、社員個人の理解度・進捗率に沿ったレコメンド機能付きのマイクロラーニングを活用する

・反復するためのアウトプット研修や社内ディスカッション、フィードバックを適宜取り入れる

2.社員とのコミュニケーションを強化

オンライン化によって研修場所の調整が不要となり、移動経費や手間などが削減できた一方で、社員のモチベーションを維持するような交流や、コミュニケーションが不足する可能性もあるといえます。

集合して研修を行っていたときには気軽に行えていた疑問点への質問なども、オンライン上では「タイミングが難しい」などの課題も考えられるでしょう。

そのような課題の解決策として、研修の効果向上のために、双方向のやりとりを意識し、リアルタイムに即コミュニケーションが取れる仕組みの強化が必要となります。

3.自主的に行動できる社員の育成を目指す

オンライン化により、社員にはこれまで以上の「自己管理」が求められます。「研修したことが浸透しているか」「実践できているか」などが、企業における評価基準の大きな要素となっていくでしょう。

そんな課題の解決策として、以下の取り組みが考えられます。

  • 高いビジョンを持って、自主的に行動できる社員の育成を目指す
  • デジタル時代における企業の評価制度として「成果主義」へのシフトを検討する

企業の理念を社員と共有

人材育成に活用できるスキルアップ研修や企業内研修の種類はさまざまです。
各企業がそれぞれの目標を設定し、自社に合わせた研修を行うことがポイントです。

企業側が「何のために、なぜ研修をするのか」というメッセージを常に発することで、オンライン研修を受ける側の目的意識を高めることができます。

これからの時代は、企業と社員の方向性を一致させ、エンゲージメント(帰属意識)を高めることが重要です。
雑談のようなフリートークの場を設けたり、オンラインミーティングの回数を増やしたりするなど、これまで以上のコミュニケーションや理念の共有が必要でしょう。

まとめ

◆少子高齢化で労働力が低下する中、人材育成を強化し、一人ひとりの生産性を高めることはますます重要になっている。

◆目的意識を共有できるよう、企業側が社員にメッセージを伝え続ける努力が必要になる。

◆オンラインでは、相手のリアクションをできるだけ引き出せるようなシステムを構築し、一方通行にならないこと、また、企業の理念やビジョンを社員と共有し、目標を明確にすることなどがポイントとなる。

◆コロナ禍で人材育成を成功させるには、さらなるコミュニケーションの活性化と社員のエンゲージメント向上が鍵となる。

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