人材育成で必要な目標設定を最大限活かすための1on1を解説

ヤフーが導入したことで注目された1on1ミーティングは部下が主体となり高頻度で行われることが特徴です。
1on1ミーティングは人材育成やエンゲージメント向上などに効果を発揮します。
また、目標管理にも1on1ミーティングを採り入れている企業が多く出てきています。
そこで今回は人材育成で必要な目標設定を最大限活かすための1on1ミーティングについて解説します。

目次

1on1ミーティングとは?

1on1ミーティングは、部下と上司が1対1で30分~1時間ほどの時間で、週1回、隔週、月1回の頻度で行われる面談です。
従来の個人面談は、上司が部下へアドバイスやフィードバックを行う一方的なコミュニケーションであるのに対し、1on1ミーティングはメインが部下となる点が特徴です。

部下の話すテーマは、仕事で得た体験や失敗談、課題や悩み、今後の目標などを自由に設定します。
上司は部下の話に傾聴し、部下が自ら答えを考え出すサポート役を果たすように心がけます。

人材育成に多くの企業が導入する理由

多くの企業が人材育成に1on1ミーティングを導入しており、その理由には大きく分けて次の4つの点があげられます。

①部下の成長
②部下に対する理解度向上
③上司と部下の相互理解による信頼関係の構築
④エンゲージメントの向上

特に④において1on1によってコミュニケーションが活性化され、エンゲージメント向上につながっている点は注目すべきでしょう。
その結果、モチベーション向上や離職率の低下を期待できるからです。

MBOやOKRなど目標管理と1on1ミーティング

1on1ミーティングは多くの企業が採用しているMBOや、GoogleやFacebookが採用していることで有名なOKRなどの目標管理の運用にも欠かせません。

MBO

MBOは目標管理制度といい、その名の通り、個人またはグループごとに設定した目標の達成度を個人で管理する制度です。
個々の従業員が設定する目標は、企業全体の目標を細分化されたものであり、個人・グループの目標達成が企業の目標達成に直結します。

OKR

OKRはObject Key Resultsの略であり、企業全体の定性的な目標(Objects)に対し、個人が60~70%の達成度で成功と判断する定量的な指標(Key Result)を設定します。
従来の計画方法に比べ、高い頻度で設定、追跡、再評価するのが主な特徴です。

MBOとOKRの共通点

MBOもOKRも部下を主体とした取り組みである点が共通しています。
目標管理に1on1ミーティングを始めるうえでは、業務内容、目標、目標の達成度合いを測る指標について、上司と部下で明らかにし合意しておくことが重要です。
そして、目標達成までの期間に部下が着実に成長できるよう、上司がリアルタイムで部下をサポートすることが重要となります。

目標設定を活かす1on1ミーティングのポイント

MBOやOKRなどの目標管理では部下一人ひとりに目標が設定されます。
1on1ミーティングでは、その目標を達成するために、部下が自発的に行動し自走できる状態に持っていくことが重要です。
そのための運用ポイントには次の3つの点があげられます。

1.ミーティングのテーマを部下が事前に考えてくる

1on1ミーティングの運用では部下の自発性を促すことが大きな目的のひとつとなります。
そのためには、1on1ミーティングの開催にあたってテーマを部下が事前に考えてくることが前提となります。

1on1ミーティングでの上司の役割は、部下が事前に考えてきた、部下が話したいこと(テーマ)に対して質問し、課題を部下とともに見つけ出し、部下自身の成長の方向性を明確にすることとなるのです。

2.目標設定・現状把握・選択肢の検討を行う

1on1ミーティングでは、部下が具体的な目標を描き、現状把握をしていけるように進めていきます。
そして、目標を実現するためにはどんな行動をとるべきかの選択肢を部下が主体となって上司と検討します。
選択肢を検討する際には、部下が行う具体的な行動を検討したり、上司から行動プランを提案することもあります。

1on1ミーティングにおいて、目標と目標を実現するための行動を部下自身が見つけるようにするためには、上司からのアドバイスやサポートが必要です。
その際、上司自身が持っている能力やスキル、知識、過去の成功経験・失敗体験などの「内的リソース」や、協力者、社内外から得られる情報、時間・お金も含め自分を助けてくれる「外的なリソース」をヒントとして提示することも有効です。

3.実際の行動計画を作り、コミットする

1on1ミーティングで部下が行動計画を作成するときには、上司に対するサポートのリクエストも考えてもらうようにします。
あくまで部下が主体となり上司と共に行動計画を作るのです。
部下が自分自身で選択し、自分自身の責任の下で目標を設定し、計画を立て、行動するという点についての意思確認も重要です。

まとめ

部下が主体となり高頻度で行われることが特徴である1on1ミーティングは人材育成やエンゲージメント向上などに効果を発揮されるため、多くの企業が取り組んでいます。
1on1ミーティングでは、部下が自発的に行動し自走できる状態に持っていくことが重要であり、運用においては、テーマや目標設定、行動計画など、ミーティングを通して部下が自ら考え計画し行動していけるように、上司はアドバイスとサポートを実行していく必要があります。

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