今、注目されるHRテックをフル活用。人事に求められる必要な要素3つとは?

2019.07.01 
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HRテック普及の背景・定義

ITやテクノロジーの発展によるHRテックの登場は人事業務に今後大きなインパクトを与えると考えられている。

日本企業が抱える働き手の不足から来る労働力の確保や働き方改革を推進する為に、HRテックが活用されつつある。

これまで人事はどちらかというと管理や給与計算といった「守り」の印象が強かったがHRテックを活用することでデータ等を活用した「攻め」の人事として立ち回る時代となった。

HRテックの分類

では、HRテックにはどのような種類が存在するのだろうか。ここでは「定型業務の効率化につながるシステム」「組織戦略をサポートするシステム」の2つから紹介しよう。

①定型業務の効率化につながるシステム
人事や総務といったバックオフィス業務を円滑にするためのHRテック。労務管理システムや給与勤怠管理システムなどが該当する。こうしたシステムを導入することは、申請する従業員・処理する人事部どちらの業務負担軽減にもつながる。

②組織戦略をサポートするシステム
戦略的な人材活用のためのHRテック。人材情報や能力を社内で共有するタレントマネジメントや、一緒に働く仲間に感謝の形として少額のボーナスを提供するUniposなどのシステムなどが該当する。こうしたシステムを導入することは、従業員の能力を部門を超えて活用したり、社員間のコミュニケーションを高めるたりする上で大いに役立つ。

HRテックで得られる効果・メリット

HRテックの導入によるメリットとしては「社内業務が円滑になること」「労働力の分散」「効率的な人件費削減」などが挙げられる。

例えば、HRテックの一つとして、煩雑化する採用プロセスを管理し、戦略的な採用を実行する採用管理システムがある。履歴書、応募者の選考状況、データなど、複数のツールでまたがって管理されていたものを一元管理できることで「社内業務の円滑化」「労働力の分散」「効率的な人件費削減」へつなげられる。

人事に求められる要素(戦略)

では人事担当者がHRテックを「攻め」の姿勢で活用するためには、どのような対応や意識を持つ必要があるかのだろうか。ここでは3つの要素から説明しよう。

①HRテック導入の全体設計ができるプロフェッショナルとしての関わり
言うまでも無く、HRテックは「導入する目的」が明確にできるかどうかがポイントとなる。そのため人事担当者には、現状の問題把握とそれを解決するためのゴール設定、その上で組織に求められているHRテックとその導入目的といった一連の流れを改善提案できるプロフェッショナルな仕事が求められる。

②HRテックの技術が分かる人材の育成や採用強化
HRテックを活用する上では、導入しているHRテックの技術が分かる人材の育成や採用も重要だ。こうした採用、人材開発を円滑にするためには人事部門においても、HRテックに明るい人材を獲得し、人事体制や機能を強化する必要がある。

③人事実務のエキスパートの知見の投入
人事実務のエキスパートの存在も重要だ。このような人材にオペレーションという形で参加してもらうことで、実際HRテック導入する際に、従来の業務をどのように自動化していくか知見をもらえる。社内で適任者を探す、または経験者を外部から招くなどは状況に併せて判断をしてほしい。

HRテックを企業導入していく上で重要となる、「人事に求められる3要素」を中心に解説した。既にHRテックを使用している企業はもちろん、これから導入する企業についてもこれらの3要素が人事内で抑えられているかをぜひ今一度確認してほしい。

参考リンク

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