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9/19(木)

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採用難で激変する研修、「鍵」は"知覚へのアプローチ"にある!?研修の新たな難問"意識"を"知覚"で解決した3つの先端事例

この講演の「聴きどころ」を教えてください。
弊社では、ゲームを使った研修を開発して提供する事業を行っております。
今回お話したいのは「知覚」です。

ゲームには「重要性認知」といって、
「重要ではない」を「重要だ」に認知を切り替える特徴があります。

「重要性認知」は、
例えば、『なぜ行動しないといけないのか』
を体験を通じて理解できるといったものです。
これが実に効果的なんです。

ただ、今回は、「重要性認知」より更に一歩手前を中心にお話します。
「認知」の手前には、そもそも「知覚」できていないことがあるんですね。

●見ているけど、視えていない
●聞こえているけど、聴けていない
●感じているけど、腑に落ちていない
といったことが多いと感じる場面はないでしょうか。

こうしたものは実は「知覚」の問題なんです。

例えば、営業組織でお客さまからメールで問い合わせがあったとしましょうか。
その際に、誰もその問い合わせの処理を行おうとしない。

この事例は極端な事例ですが、実際に起こりえます。

問い合わせは会社の収益につながる可能性があります。
これが重要だと「認知」するのはもちろん大事なのですが、
それ以前に、問い合わせがあったことそのものを見落としてしまう。
これは「認知」ではなく「知覚」の話なんです。

当社では、この「知覚」についてこの1年様々な取り組みを行ってまいりました。
その一部を公開できればと思っております。
貴社の強みや、サービスの特徴をお聞かせください。
当社は、2008年に創業し、今年で13期を迎えたまだまだ若い会社です。
1点だけ他社と全く異なる点をお伝えするとするならば、当社は「講師を派遣しない研修会社」だということです。
「研修内製化」に純化したサービスを創業来提供してまいりました。
研修内製化に特化したということは、既存の研修会社の商習慣やしがらみ、やり方に拘泥せず、新しいことができるということでもあります。
研修会社では解決できない、お客様からのありがたくも苦しい「無茶振り」に応えつづけることで独自進化を遂げてまいりました。

以前、登壇したHRサミットでは、「参加者を楽しませる視点で研修を作る」ことと、
それを使って研修を実施することで「研修担当者の幸福なキャリア」が実現できることをお話しました。
この「楽しませる視点」は当社のサービスの一つである「ゲーム研修」にも現れていますし、
ゲームを使わない研修であったとしても「知的に楽しい」と言っていただける「楽しさ」を盛り込めています。
この「創業した瞬間から立ち位置が違う」点がまさに他の会社との大きな違いになるでしょう。

また、常に新しく、常に学べるツールを作りつづけた経験を凝縮し、
2018年から着手した新規事業は、
「研修を購読する」というコンセプトのサービスです。
2ヶ月に一度研修が届くというサービスでリリースした研修ツールは、
既に10種(7月時点)となり、かゆいところに手が届くようになりました。
登壇される方についてお聞かせください。
一部上場企業や研修会社を経て、研修内製化/ビジネスゲームを特徴とするカレイドソリューションズを創業しました。
外注と内製の中間的位置づけや、ゲームを活用するサービスのユニークさは業界やメディアでも注目されています。
ゲームを中心とした教材の開発実績を多数持ち、大学での講演や研究でも精力的に活動中。

コンテンツ開発では、学生時代から、学習塾での指導に使う英語教材の開発に没頭しました。
その後、新卒で入社した会社での新卒者への研修・テスト開発などから一貫して教育コンテンツを生み出す活動に取り組んでいます。
研修の業界に入ってからは研修の企画書の作成などに楽しみを覚え、ひたすら生み出す日々。
創業後は、経験を活かしつつ、また、研修内製化で講師を行う人事の皆様のご意見を反映しながら研修開発の力を研鑽しています。
特に、ゲーム的な要素を取り入れた研修群については、定期的に勉強会を開き、最先端の技術を仕入れています。
最近は、遅ればせながら、プログラミングの学習を始めました。


■登壇実績
◆ 東京大学"アクティブラーニング論"、"科学と社会をつなぐゲームデザイン"
◆ 東京工芸大学"シリアスゲーム論"
◆ 慶應大学大学院SDM"あなたの未来をデザインする人間中心デザインワークショップ「自己変革とゲーミング」"

■著書
◆入門企業内ゲーム研修 LudixLab 編著
◆人材開発研究大全 東京大学出版会 共著
ご参加の皆様へメッセージをお願いします。
「知覚」という講演テーマは、おそらく曖昧かつ抽象的で、多くの人材開発担当の方にとって、興味が薄いものかもしれません。
ただ、それでもあえて「知覚」をお話したいと思いました。
というのも、「知覚」は人材開発の原点だと感じる場面があったからです。

多くの会社が人材育成にお悩みです。
●スキルをつけたい
●知識を習得させたい
●良い姿勢を身につけさせたい・・・
など様々な「目に見える」成果を各社が求めています。

しかし、その部分だけを教育しても十分ではありません。
それらを学んで、実務に活かせる度合いが学習効率の高さです。
そこを高めることが実は重要なのですが、十分ではないように視えます。

成果を出せる研修講師や人材開発担当者は、
研修で「認知」と「知覚」に対するアプローチを意識的・無意識的に行っています。

つまり、「こんなことがあるよね」という「知覚」を促し、
なぜ重要かのそもそも論を講義や手法で「認知」させているのです。
この「知覚」と「認知」が、研修成果のドライバーとなります。

今回は、「知覚」を中心に、「知覚」や「認知」に対する弊社の取り組みを、
事例も交えてお話したいと思います。

今回もラーニングツールを使いますので、
リアルタイムで参加者のご反応を見ながらインタラクティブに進めます。

是非、スマートフォンもしくはパソコンをお持ちいただき、ご参加いただければと思います。

講師紹介

  • 高橋 興史

    高橋 興史氏

    カレイドソリューションズ株式会社 代表取締役

    「ビジネスゲーム」×「研修内製化」の市場を作り、創業から11年間活躍。非上場から東証一部上場、商社・サービス・コンサルなど、国内外の幅広い経験を活かし、年100社以上にゲーム研修を提供。どんなテーマでも面白くて学べる研修に仕上げる手腕に定評がある。「ベンダーに断られる」テーマをなんとかすることを好み、アイデアと仕掛けを凝らし、これまでにない解決策を編み出している。特にゲームを使った学習の分野では、企業でのゲーム学習の第一人者として、LudixLabのフェローとしても活躍。東京大学・慶應義塾大学大学院・東京工芸大学等でも登壇。共著に「入門企業内ゲーム研修(LudixLab)」「人材開発研究大全」。

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