この講演の「聴きどころ」を教えてください。

ここ数年でデジタルビジネスの推進が重要なテーマとして頻繁に取り上げられるようになってきました。
一方でグローバル化も急速に進み、企業はより速い経営判断を迫られています。人事担当者の知識や力量だけに頼っていたこれまでのやり方では、激変する国際競争の荒波を乗り切れない状況とも言えます。
まさに総デジタル化時代とも言える環境下で、人事労務の領域も新たな取り組みが求められています。
そこではクラウドやAI、Analyticsなど新しい技術を融合した付加価値の高いサービスが求められますが、その領域は人材採用や、適材適所への配置、将来のリーダー育成、人事評価、人事業務効率化等広範囲に渡っています。こういった新たな取り組みを推進するためには、デジタル人材の獲得・育成が急務と言っても過言ではありません。企画力やマネジメント力に加えて、情報技術や先進テクノロジーといったテクニカルな要素を備える人材を開発することは、デジタルという領域に特化した人材開発だけではなく、次世代リーダーを育てることと同義にとらえ、戦略的な投資が必要になります。本講演ではデジタル化時代に求められる人事の取り組みについてご紹介いたします。

貴社の強みや、サービスの特徴をお聞かせください。

デジタル化の推進に求められる能力は、技術力だけでなく、事業計画立案やプロジェクトマネジメントの要素が強く、これは企業の次世代リーダーに求められるコンピテンシーと近いものがあります。
KPMGには人事だけでなく、AI,RPA含めたデジタル領域においてもイノベーションに必要な洞察力と変革の推進力を有する経験豊富なプロフェッショナルが数多く在籍し、数多くのプロジェクトで実証された豊富な方法論やツールがあります。これらを活用し、今日のデジタル化時代に対応できる組織作り、人材育成のための様々なサービスを提供いたします。

登壇される方についてお聞かせください。

人事・組織変革領域のコンサルタントとして人事・組織戦略の策定から人事制度構築、人材開発や働き方変革等を支援しております。人材開発の領域ではワークスタイル変革支援、ナレッジマネジメント構築支援、エグゼクティブカウンセリング、管理職研修におけるコーチング講師等を多く経験しています。
また制度構築後の運用支援としてERPやクラウド型の人事システムの導入をプロジェクトマネジャーとして数多く支援してきました。タレントマネジメントを中心に日本企業の人事・組織変革やデジタル化時代の仕組み作りをお手伝いしてゆきたいと思います。プライベートでは地域のNPOの管弦楽団に所属しています。市が掲げる音楽都市の実現に微力ながら貢献しつつ、団員として演奏活動にも取り組んでおります。

ご参加の皆様へメッセージをお願いします。

デジタル化時代における人事部への期待値が高まりつつある中、よりビジネスの成長を牽引できる人事の役割・機能を考える上で参考にしていただければ幸甚です。

講師紹介

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  大池 一弥氏

  ＫＰＭＧコンサルティング株式会社　ビープル＆チェンジ パートナー

  ・組織・人材マネジメント領域で 22年以上の経験を有する。 ・PwC, IBM Business Consulting Services, IBM, Mercerを経て現在に至る。 ・人事戦略策定、人事制度設計、グローバルタレントマネジメント、人材開発・人材育成、人事システム導入支援、働き方改革支援の領域で 数多くのプロジェクトを推進。

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  浜田 浩之氏

  ＫＰＭＧコンサルティング株式会社　ITアドバイザリー　 パートナー

  ・情報システム設計・開発の経験を経て、約20年にわたり業務・システムの最適化計画の策定、大規模システムプロジェクト管理等のコンサルティングを実施。

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