【HRサミット2017】日本最大級の人事フォーラム

Coming Soon
9/21(木)

12:55 - 13:55

人事ビッグデータ時代の360度評価活用〜論点と新しい実践例〜

  • 人事全般
  • 人事戦略
  • 調査
  • 人材開発
  • HRテクノロジー
この講演の「聴きどころ」を教えてください。
360度評価というと管理職研修のためのツールという認識がまだまだ一般的だと思います。しかし、360度評価データは様々な分析に耐えうるもので、それを用いて、業績を上げる人や組織を予測する、いわゆる”HRテック”を実践することができます。その実践のイメージを事例とともにお話したいと思います。
そして、"HRテック"を志向する時、360度評価への取り組み方も変わってきます。360度評価結果は、どのように実施すればどのような意味で妥当であり、信頼性が置けるものと言えるのか、しっかりとした見識を持ってプロセスやアウトプットを設計しなければなりません。さらに、従業員満足度調査をはじめとする他の調査との関連づけも考えながら企画をしなければなりません。
最後に、360度評価の今後についてもお話したいと思います。360度評価は多くの人を巻き込む人手を要するもので、前時代的な印象もあります。今後はもっと自動化された仕組みに置き換わっていくのかもしれません。しかし、多くの人を巻き込むものであるからこそ重要なメッセージが得られ、また組織文化の変革にそのままつながっていく、という側面もあります。そのような視点から、360度評価を本質的な組織開発ツールとして普及させ、定着させていく展望をお話します。
貴社の強みや、サービスの特徴をお聞かせください。
「合理的・構造的アプローチで企業人事を進化させる」というのが当社の社是、すなわちミッション・ヴィジョン・バリューです。そのために、常に定量的に現状を把握し、あるべき姿と対比させて課題を可視化することを重視します。定量的な現状把握は、要員数や人件費といった、もともと定量的な対象にとどまりません。スキルの状況、コンピテンシー発揮の状況、モラールの状況等、本来定性的なものも、適切なフレームワークの中で定量化します。
このように言うと、「分析のスペシャリスト」のようなイメージを与えてしまうかもしれませんが、決してそうではありません。常に経営的視点に立ち、経営計画達成のための制度や施策を設計・ご提案します。また、制度や施策の導入をご支援した後も、それで終わりではなく、継続的なモニタリングを通じて人事レベルを継続的に高めていただけるようご支援させていただくことも特徴です。また、新しい手法を開拓しながらも、その手法をすみやかに体系化・メソッド化することで、コンサルタント全員が同じレベルでサービスをご提供できるようにしていることも大きな特徴です。
登壇される方についてお聞かせください。
学生の頃から「社会やその中の人」に関心を持っていましたが、それを変えていくためには、「システム的な思考」が必要だと考え、システムに拘っているうちに、結局、合理的・構造的・定量的に人事分野の課題に取り組むことが仕事となりました。
仕事以外では、合理的・構造的な芸術の頂点である、ピアノ音楽に関心を持っています。ピアノを弾きます。クラシックです。心情的には究極のロマンティスト、ロベルト・シューマンに特に惹かれますが、今の日本人として19世紀のドイツ音楽に拘ることには合理的な理由を見い出しにくく、全ての合理的・構造的音楽の父のようなヨハン・セバスチャン・バッハの音楽に意識的に取り組んでいます。
もう一つ関心を持っているのはワインです。単に美味しいワインや品質感が高いワインであれば、イタリアワインや新世界のワインを含めて沢山の選択肢がありますが、私が特に関心を持っているのは、様々な側面が立体的に組み立てられた、構造的・哲学的なワインです。岩のようでありながら、ふわりとした花のようでもある・・・このような造形は、ワインにしか見出すことができません。そして、そのような造形に地域全体として取り組まれているのは、やはりフランスワイン、特に、やはりどうやらボルドー左岸のワインなのです。
ご参加の皆様へメッセージをお願いします。
360度評価結果をフィードバックする時、私どもは、「データから無理に課題を発見しようとするよりは、他の人から見えている自分を虚心にイメージしてみてください」と言っています。「それによって新たな自己の姿が見えてきた時、おのずから行動は変わります」・・・と。
データは、それを活用しようとする者に、これまでの物事の見方や自己の殻を打ち破ることを求めます。データは唯我独尊を打ち壊し、自身を含めた全ての物事をお互いの関わりの中に位置づけることへと人を導くとも言えます。ビッグデータ時代といっても、データ活用の本質はデータの件数ではなく、むしろ、これまでの固定的な物事の見方やフレームワークを取り払って物事を虚心に見て、新しい物事の姿を発見していくマインドなのではないかと思います。そのようなマインドを広げることこそが、データ活用を推進する真の意味であると言えるかもしれません。

講師紹介

  • 南雲道朋

    南雲道朋氏

    株式会社トランストラクチャ パートナー

    東京大学法学部卒業。電機・通信メーカーにてシステム開発向けメソドロジーの開発、日系及び外資系コンサルティング会社において、現場改善及び生産性向上コンサルティングに関与。その後、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社(現マーサージャパン)他において人事・組織コンサルティング、人材マネジメントへのIT活用のコンサルティングに従事。株式会社HRアドバンテージにおいて人材マネジメントを支援するウェブソリューション開発と普及を行い、現職。

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