AIやロボットの急速な進化により、労働の自動化はもはや遠い未来の話ではありません。私たちの働き方や雇用の前提は大きく揺らぎ、技術的失業も現実的な課題として目前に迫っています。こうした時代において、リスキリングは「選択肢」ではなく「必須条件」となりつつあります。
欧米ではすでに、職務を基準とするジョブ型雇用から、スキルを軸としたスキルベース組織への変革が本格的に始まっています。その結果、人間にしか担えないスキルと、自動化によって不要になるスキルが、これまで以上に明確になりつつあります。
本講演では、こうしたグローバルな潮流を踏まえ、日本が直面する少子高齢化という構造課題にどう向き合うべきかを考察します。鍵となるのは、新たな価値創造や職種創出につながる「ロンジェビティ・スキル」であり、健康に、長く、価値を生み出し続けるための視点と実践知を解説します。
一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事 チーフ・リスキリング・オフィサー
後藤 宗明氏
早稲田大学政治経済学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)、グローバル人材育成を行うスタートアップ、をNYにて起業後、米国の社会起業家支援NPOアショカの日本法人設立に尽力。米国フィンテック企業の日本法人代表、通信ベンチャーの国際部門取締役を経て、アクセンチュアにて人事領域のDXと採用戦略を担当。2021年、日本初のリスキリングに特化した非営利団体、一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブを設立。2022年、AIを利用してスキル可視化を含むリスキリング・プロセス支援を行うSkyHive Technologiesの日本代表に就任。石川県加賀市「デジタルカレッジKAGA」理事、広島県「リスキリング推進検討協議会/分科会」委員、茨城県リスキリング戦略アドバイザー、経済産業省「スキル標準化調査委員会」委員、リクルートワークス研究所 客員研究員を歴任。政府、自治体向けの政策提言および企業向けのリスキリング導入支援を行う。著書『自分のスキルをアップデートし続ける「リスキリング」』は読者が選ぶビジネス書グランプリ部門賞受賞。2025年9月に新著『リスキリング【人材戦略編】』を上梓。