日本人の自己肯定感の低さは様々な調査で発表されています。
国の機関の調査でも、先進国の中で日本人は最低の数値に
なっています。
こちらのデータをご参照ください。(内閣府より)

平成25年に日本を含めた先進国7カ国の若者(13歳から29歳)に対して「自分自身に満足しているか?」という質問をしたところアメリカ人は86%、フランス人は82%、韓国人は71%が満足しているのに日本人は、45%しか自分に満足していないという結果が出ています。
これはとても憂うべきことです。なぜそうなったかは諸説あると思いますが、私は減点方式の今の学校教育の問題やコミットメントが強すぎる組織内の人材育成の問題が大きいと感じています。

要は自分を「ダメ、まだまだ足りない」と考えがちになるのです。
自己肯定感が低いとなぜ問題になるのでしょうか。
それは、何か課題に取り組もうとするときに、ごちゃごちゃ理由をつけて結局
「行動しない」
という結果になるからです。

楽観的な人と悲観的な人の差は、リスクを考える、考えないではなく、
リスクを考えすぎて動かないか
リスクを考えた上で動くか
の違いです。

動くか、動かないか、そこに「自己肯定感」が影響していています。
自己肯定感が強いと、問題にぶつかっても
”なんとかなる”と考えられます。だからどんどん挑戦できるのです。
この根拠のない自信を育むことこそ、教育に求められる真のテーマです。
学校の中でも会社の中でも、自信を生み出し育てる文化と仕組みがどこまであるかということが問われているのです。

私が今回新著「できたことノート」を出版した真の理由は、一人ひとりが自分に自信をもって前に進んで欲しいからです。
それには「できたこと」を見つける必要があります。
改善改善、改良改良と声高に叫ぶときは「できなかったこと」ばかりを見ているときがあります。

そうではなくて、もっといっぱいある「できたこと」に着目させることから始めてみたらどうでしょうか。
きっと小さな自信が芽生え始めると思います。
スタートはすべてそこからだと感じています。

詳しくは「できたことノート」公式サイトをご覧ください。
「できたこと」が簡単に見つかる方法が書かれています。

さあ!
『研修担当の皆さん!自己肯定感を高めた上で行動促進しよう!』
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~やりっぱなし研修撲滅宣言~
「研修」が変わる「行動」が変わる45の具体策

永谷研一著
『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(書籍版)
『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(Kindle版)

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