教育に関して、「馬を水場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできないと言葉があります。
自分から努力しない、吸収しようとしない人にどんな教育の機会を与えても無駄ということです。

企業では、個々人の能力アップが利益の源泉ですから、成長しようとしない人にわざわざ投資をして、伸ばそうとは考えません。
自分の子供なら、「もしかすると・・・」と思いつつ、習い事や塾に通わせるかもしれません。
もう四半世紀ほど前の話ですが(バブルの初期)、弊社のあるお客様(成果報酬比率が高い販売会社)で、若手の成績の上位の営業担当者と下位の営業担当者にまったく同じ研修をしたことがあります。
事後、お客様から「そういうように分けて実施した」と打ち明けられたもので、弊社はそう分けられているとは知らなかったものです。
その後の営業成績を測定してみると、成績上位の層は成績が明確に上がり、成績下位の層はほぼ変わらないということが起きました。
成績上位者は、自分の役に立つものはどんどん吸収しようという意欲も高く、学習機会を与えれば、それを生かしてやっていくこともできたのです。
一方で、下位層は機会を与えても、それを活用することができなかったということです。


さて、「会社は自分で努力しようとしない人たちの成長にまで、責任を持つ必要はない」という設問に対する回答傾向は、次のようになっています。


そう思う   48.7%
わからない  18.9%
そう思わない 32.4%


「そう思わない=成長しようと努力しない人にも企業は責任がある」という回答傾向は、2001年は22.6%。その後、徐々に増えていき、2008年に34.1%になった後、ほぼ横ばい状態になっています。

うーん。これはどうなんでしょう。

どうやら、会社に入ったら、何とかしてくれるものだと思う層、ある種の「企業依存度」は高くなってきているかのようです。

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