個人でワクワクし、チームでワイガヤしながら仕事を楽しみ、高業績を達成。

有名な「3人のレンガ積み職人」の話には続きがある

「プレイフル・マネジメント(遊びの如く仕事に熱中して結果を出す)4つの原則」
プレイフル・マネジメントは、私が研修会社を経営するなかで、他社にも学び、工夫と試行錯誤をしながら体系化したマネジメント手法だ。これを実践して、私たち自身、高業績を達成させていただいているが、お客様の企業の方々からも、このマネジメント手法を採り入れて結果を出したという声をお聞きするようになった。そこで、今日は皆様にご紹介したい。

 プレイフル・マネジメントとはどういうものか、人材開発系の分野でよく知られている「3人のレンガ積み職人」の話を例にご説明する。この話は次のようなものだ。西洋のある街に教会を建てることになり、3人のレンガ積み職人が雇われた。長期間の難工事になったため親方が慰問に訪れ、職人たちに「ところで君はなぜレンガ積みをやっているんだ?」と聞くと、1人目は「だってあなたが命令したでしょう」、2人目は「家族を養わなきゃいけませんから」、3人目は「教会を造るためですよ」と答えた。仕事とは労働ではなく、目的を持ったものだとリーダーが伝える必要があることを示す話だ。ここから先は私の創作だが、プレイフル・マネジメント版では職人が5人いて、4人目は「私はレンガにすごく興味がある。調べると世界には素晴らしいレンガがあるとわかり、隣の国で買い付けたレンガをいま積んでいるんだ」、5人目は「この教会ができた後が楽しみなんだ。ここに人々が集まり、時を告げる鐘が響き渡ることで街中が幸せになる。ワクワクするね」と答える。プレイフル・マネジメントは、言ってみれば、この4人目、5人目の職人を増やしていくためのチームマネジメントだ。長期間の難工事、1人目2人目はただ「しんどい」と思っているが、4人目5人目は違う。遊びのように仕事に熱中しているから、「しんど(楽し)い=しんどいけれど楽しい」。そう思える状況に持って行くのがプレイフル・マネジメントだ。

マインドセットを「コチコチ」から「ワクワク」に変える

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