従来型の就職ナビだけでは満足できない企業

 最後に、2018年新卒採用から各社が新しく始めようとしていることを見てみましょう。
・OBの活用(1,001名以上、メーカー)
・インターンシップの強化(1,001名以上、メーカー)ほか多数
・半日インターン(1,001名以上、メーカー)ほか多数
・推薦応募の受付(1,001名以上、メーカー)
・女性向け座談会の開催(1,001名以上、情報・通信)
・選考学生をタイプ別に分け、タイプに即した選考方法を実施(1,001名以上、情報・通信)
・早期の学内説明会参加が難しくなったため、外部の合同説明会への参加増加(1,001名以上、商社・流通)
・大学との積極的なコミュニケーション(1,001名以上、商社・流通)
・大学の連携組織(全就研や大職研など)への参加(1,001名以上、運輸・倉庫)
・会社説明会の内容一新。説明会、選考などでの社員との交流機会の増加(301~1,000名、メーカー)
・教授訪問・研究室訪問の拡充(301~1,000名、メーカー)
・逆求人サイトの利用(301~1,000名、メーカー)
・会社説明の動画制作、筆記試験の簡素化(301~1,000名、情報・通信)
・女性採用のため、就職サイトの女性向けシステムの利用(301~1,000名、情報・通信)
・地方大学(広島・九州・四国)の訪問強化(301~1,000名、商社・流通)
・コース別、職種別採用の実施(300名以下、サービス)
・大学との関係強化を図ることによる人材確保(300名以下、メーカー)
・雑誌掲載、動画のオープン配信(300名以下、メーカー)
・今までOB・OG訪問が活発ではなかったので、若手社員への訪問を企業側から促す(300名以下、メーカー)
・ダイレクトリクルーティング(300名以下、メーカー)
・インターン生への早期選考開始(300名以下、メーカー)
・OB訪問サイトの活用(300名以下、商社・流通)
・人事以外の社員に対して積極的に協力を依頼すること(300名以下、運輸・倉庫)
・選考回数を増やす、説明会からディスカッションをする、面接官を公募する(300名以下、運輸・倉庫)

 インターンシップの活用や大学との関係強化といった、近年必ずテーマとして挙がってくるもののほか、「ダイレクトリクルーティング」「逆求人サイト」「OB訪問サイト」など、従来の就職ナビだけでは限界を感じている企業の声が多くなっています。そのほか、女性採用に向けての施策や、動画の活用という企業も複数見受けられます。この後、これら以外にどんな新しい取り組みを見ることができるかを楽しみにしたいと思います。

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