◆【恋愛上手は仕事上手?】
「ベンチャーで活躍する人はね、そろって恋愛上手なんだよ。みんなモテるんだよねー」。きっと真面目な話につなげるための導入だと思っていたら、自分の恋愛談のオンパレード。あなた本当に仕事してるんですか?
第3回 頼りない採用担当者 Vol.3
会社説明会に集まった学生たちを前に繰り広げられた採用担当者の自慢話。会社を売り込む前に自分自身を売り込む中小・ベンチャーの採用担当者は案外多いようです。
好感をもたれればそれも良いのですが、ポイントを外してしまうと「あなた大丈夫?」と、優秀な学生ほど冷静に見ているもの。今回は、そんな事例をご紹介します。
◆【色気で面接。トホホな女性採用担当者】
ただでさえ胸元のきわどい服装なのに、面接中、前屈みになる回数がやたらと多く、ドキドキして別の意味で緊張しちゃいました…。


中小・ベンチャー企業では、多くの若い女性が第一線で活躍しています。特に採用担当者は会社の顔でもあることから、魅力的な女性が多いようです。でも、女性の武器を使いすぎるのも考えもの。うぶな男子学生がいることも忘れずに。
◆【信用しないんなら聞かないで!】
「ところで弊社は第一志望ですか?」「はい、御社が第一志望です」。なんの迷いもなく答えました。だってそう答えるのがマナーだと大学で教えられましたので。でも、人事の方は「みーんなそういうんだよね、はぁ~」と、まるで信じていない様子。だったら聞かなきゃいいのに……。


中小企業であろうと大企業であろうと、志望度を学生に聞くのはナンセンス。入社してほしい学生の志望度を向上させるのが、採用担当者の本来の仕事ですからね。
◆【日本語くらい、ちゃんと書きましょうよ】
セミナー参加後に選考の案内がメールで送られてきたんですが、その書き出しが「こんにちわ!」
うーん、やっぱり選考を受けるのを辞めました。


メールの差出人はIT系ベンチャー企業の採用担当者。ネット文化の影響でしょうか、誤った仮名遣いをする若手社会人が増えてきました。学生の活字離れを笑えません。人事担当者たるもの正しい日本語を使いましょう。
◆【SNSから連絡してくるチャラ男系人事】
「久しぶり!最近どう?(*^^)v」と、やけに馴れ馴れしいLINEからのメッセージ。
私、あなたとそんなに近い関係でしたっけ?


もはやベンチャーとは呼べない大手就職情報会社の人事から女子学生へのフォロー連絡。SNSは便利なツールですが、選考中の学生に使うのは考えたほうがいいかもしれないですね。
さて、次回はいよいよ最終回。私から採用担当の皆さまへの愛あるメッセージをお届けしたいと思います。
(日経産業新聞コラム「こんな採用担当者はご勘弁!」より転載)
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